カテゴリー「ツーリング」の135件の記事

2025.10.30

箱根251030

早起きして撤収。天気がよいので、上に登ってみることにする。ターンパイクを一気に駆け上がって、芦ノ湖スカイラインもよさそうだったが、久しぶりに十国峠へ行ってみる。富士山から伊豆大島までよく見えて最高だった。伊豆半島方向に突き出た広場は、以前は誰でも入れる芝生園地で伊豆半島の眺めを楽しめたのだが、今はグランピング施設になっていた。共有地がこうして一部の金持ちに奉仕する閉鎖的な場所になっていってしまうのは仕方がないのだろうか。。

芦ノ湖方面へ戻ってくる途中にバイカー専用の有料施設ができていたが、自分は所謂一般的なバイカーではない自覚はあるので素通りする。芦ノ湖畔から国道1号で宮ノ下経由で湯本へ戻ってくる。箱根湯寮でのんびり湯につかっているうちにもう午後3時過ぎ。高速に乗って帰る。

西湘バイパス経由で帰って、茅ケ崎あたりでもう1泊もあったかもしれないが、疲れがたまるのは避けたいので、今回はパス。来年のハイシーズンになったら海辺のキャンプも試してみたい。

|

2025.10.29

箱根251029

世間より一足早く三連休ということになったので、近場へ出かけることにした。夏の疲れのあと、週末なしの仕事が3週連続して、ちょっと疲れがたまっているのもある。

1泊のつもりなので草津は少し遠い。箱根、外房、三浦半島あたりで探して、結局温泉の魅力には勝てず箱根になった。後で考えると那須塩原方面もあったかもしれない。今度検討してみる。

キャンプ場はいつもなら芦ノ湖なのだが、新規開拓もしてみたかったので、湯本駅のすぐ近くにした。山の斜面に作られた一風変わったサイトだ。普通、キャンプ場というと広場か林間かいずれにせよ平らで広い場所だが、ここは急斜面に切り開いた猫の額のような区画が点在している。そのため隠れ家感が出ていて却ってよい。

今回のツーリングはあまり特筆するようなこともないのだが、このキャンプ場はめっけものだった。安いし虫も少なく、斜面の林の中なので周りを気にせず落ち着ける。

Webで予約して薪台もつけておく。今回はサイトに腰を据えて肉など炙って食って温泉につかって寝るだけのつもりなのだ。東京のスーパーでちょっと奮発してステーキ肉など買い込んでおいた。

高速はちょっとハプニングがあった。東名から小田原厚木道路に乗り換えるところで、間違えて行き過ぎてしまった。標識は「出口」とでかでかと書いてあるので、違うのだろうと思って通過してしまったのだ。以前は間違えなかったのだが、忘れていた。

仕方なく秦野中井で降りるのだが、インターチェンジの職員さんに聞くと、同様に間違える人が多く、戻ることもできるようになっているらしい。ただ、ここで出て5分も行けば小田原厚木道路に途中から乗れるそうなので、そちらで行く。

これが割とよかった。途中通った街並みは、明るく快適そうな地方都市の風情が感じられた。大きめの庭付き戸建て住宅が思い思いに建っている中にファミレスなどがあったりして、よい雰囲気だ。緑も多く空も広い。東京付近のミニ開発3階建て狭小住宅が詰め込まれた町とは全然違うゆったりした風景。

それにしても、箱根は近い。東京から2時間もかからずに小田原に到着。駅前で少し時間をつぶしてみる。駅には二宮金次郎の像があって、小田原出身だと知る。駅前のこじんまりして活気があるスケール感がちょうどよい。城とは少し離れていて、きっと複数の核の一つなのだろう。

ぼんやりしているうちにあっという間にチェックインの11時が近くなり出発。10分ほどで箱根湯本駅。そこから山の斜面を少し上ったところにキャンプ場がある。

到着してスマホを見るとメールが来ていて、今日はチェックイン14時からにしたから、早く来た人は勝手にやっててねの由。てきとうなのがとてもいい。

勝手に好きな区画を選んで設営。今日はまだ私一人だけのようだ。湯本駅へ降りて昼食。バイクを止められるところが少なく、駐車場を使えた町中華で済ます。小田原から来たという中学生のグループなどがいて家庭的で和む。こういう空気に触れると、東京という場所が如何に個が孤立したぎすぎすした空間かはっきりわかる。普段は全く意識しないのだが。。

サイトへ戻ると管理人の若い人がゲストハウスの掃除をしていたので、チェックインする。薪を買って薪割り機というものの使い方を教わる。これがなかなか面白かった。三角に尖ったところに木口を当て、もう一方を梃子の原理でぐいぐい押すのだが、乾いた薪はちょっと押しただけでパキンと音を立てて簡単に綺麗に割れる。一方、生乾きのものはなかなかたいへんだ。割れるというより徐々に裂ける。

薪をサイトに運び上げて、レンタルの薪台に乗せて火を起こす。以前はこだわって新聞紙と割り箸だけで火をつけていたのだが、いまはもう面倒なので着火剤を使う。楽だ。

薪台だけだと焼き網を乗せられないので石を拾ってきて支柱を作り網を載せる。買ってあった肉を乗せて炙れば本日早めのディナーの出来上がり。和牛のヒレというあってはならない贅沢品はさすがに旨い。炭火なので生に見えて実は中までよく火が通っているのだ。フランクフルトは串に刺してこれも炙って食べる。今日はもうこれで何もいうことはない。あとは適当にリンゴを剥いたりして過ごす。日が暮れると息が白くなるが、焚火のおかげでちっとも寒くないわ。

夜も更けて薪を全部使い終わって、あとは寝るだけ。3シーズン用のシュラフにインフレーターマットで温かく快適。なんだか若いころに比べてえらく贅沢になった。こんな快適でいいのだろうか。

|

2025.08.14

信州行250814

朝4時。寝るのが早かったので自然に目が覚める。トイレに行こうとするとちょうどスマホのアラームが鳴る。テントの外へ出てみるとまだ真っ暗だ。ただ霧が出ているのはわかる。草津で味を占めたので、スマホを夜景モードにしてあれこれ撮ってみる。たいへん幻想的な画になる。ちょうどいい具合に傾いた樹が数本固まっていて、まるでマクベスの最後、森が動くシーンのようなおどろな気分になる。
しばらくすると鳥が鳴き始めて、夜の幻想は引いていくのだが、霧はかかったままなので、今度は明け方の幻想が訪れる。霧はたぶん地形の関係で毎朝出るだろうから、なんとも贅沢なことだ。ただ、霧の上の雲は相変わらずあるようで、曙光が霧に差す有名な光景は今回見られなかった。一瞬だけ日が差したときに見えたのだがすぐに薄れて、写真は間に合わなかった。瞼に焼き付いたのでよしとする。

涼しさも十分体に沁みて疲れもとれた(はず)なので、これで帰ることにする。飯山市へ出て寄り道はせず高速をひた走る。諏訪SAでちょうど昼時なので定番カツカレーなど食して給油してさらに走って東京へ帰ってきた。・・・暑い。

今回はテントとマットのテストなどもあって有意義だった。山歩きはしなかったが、歳を考えるとだんだん無理ができなくなる。次は秋にでも、少し運動を兼ねたツーリングにしたい。

|

2025.08.13

信州行250813

キャンプ場の受付女子が昨日教えてくれたところによると、今日は晴れ予報らしい。起きてみると雲はまだ多いものの雨の気配はない。長期予報より1日早い。やった。やっぱりバイクだと晴れてる方がありがたい。

さてそうなると、今日は晴れプランA、つまり地獄谷野猿公苑経由カヤの平だ。テント撤収してGo!
まず近場のGSで給油・・だけど営業開始は7:45だとGoogleMapsが言うので、コンビニで今日の昼と夜のサンドイッチほかを買ってコーヒーをすすりながらスマホでニュースなど見て待つ。

数日前から草津白根の火山活動が活発化していて志賀方面へ行く道は通行止めになっているので、少し遠回りだが万座を経由していく。万座しぜん情報館というのがあったので見学。こういう豆知識が詰まった施設が割と好きだ。予定に縛られる旅ではないのでともすると1時間2時間と展示を読んでいたりする。

ここの掲示によると、本州のツキノワグマは北海道のヒグマと違って臆病でおとなしいそうだ。人の気配を察知して姿を隠すので、遭遇することは稀らしい。知らなかった。それからサンショウウオが結構いるそうで、きれいな水にしか棲めずあまり移動することのない彼らが棲息していることから、活発な火山活動にも関わらずそれに影響されない長期間安定した環境が万座にはあちこちにあるといえるそうだ。なるほどね。

外へ出ると来館者がそろって山肌の方を指さしている。噂をすればなんとやら、クマだ。スマホカメラの倍率をいっぱいに拡大しても黒い影にしか見えないが、動いているのを肉眼で見るとはっきりわかる。施設の人の話では、あのあたりに餌の樹の実があるのだろうということだった。
あとは、少し歩いて湯畑を見るなど。草津のに比べたらずっと小さいが、ここも湯量はたっぷりある。情報館で読んだところによると、草津と万座の温泉はどちらも同じ本白根山の熱水溜まりが元らしい。

万座を過ぎて横手山は止まらずに通り過ぎる。峠付近は濃い霧と雨。早めにザックからレインウエアを引っ張り出してしのぐ。何十年もバイクツーリングを続けていると、面倒でも小まめに雨具を着たり脱いだりする習慣がついている。山の天気はわからないので、ずぶ濡れになるリスクを避けるために自然に身についた。以前、関越で沼田方面に走っていたとき、とあるSAで休んでいると、猛暑日なのに微妙に涼しい空気の匂いがして、これは山向こうは雨だなと思ってギラつく太陽の元、人々の嘲笑うような視線を浴びながら雨具を着込んで出発したら、長いトンネルの向こうは土砂降りだったことがあった。備えあれば憂いなし。
人間、歳とると昔話を自慢げにしたがるそうだけど、これはやばいのきてるかもなー

なぜ11,12,13日の分がだらだら長いかというと、いまカヤの平の夜で、電波が届かずネットを見れずで暇だから。

横手山を過ぎると渋温泉・野猿公苑だ。駐車場から公園まで森の中を歩くこと片道20分。結構長い。以前来たときはもっと短かった気がするが・・

猿たちはあいも変わらず。到着したときは数が少なかったが、係の人が笛を何度か吹くとしばらくして山腹の樹々がざわついて猿たちが次から次へと降りてくる。人々のマナーもよいためか、ここの猿たちは人の足元を平気ですり抜けていく。全然怖がらない。それだけでも来るかいがある。来てよかった。

さて、あとはキャンプ場へ行くだけだ。カヤの平はほそい山道(舗装はされている)をずっと奥まで行ったところにある。電波は届かないしWifiもない。その代わりに牧場で牛が放し飼いになっている。キャンプサイトはその隣。受付で手続きを済ませると、ビニール袋に入れたお米1合をお土産にといってくれた。なんとありがたい。両の手で押し頂きました。

ここは明け方の幻想的な霧の風景が有名らしいのだが、前回は知らずに寝坊してしまった。今回はなんとか見てみたいものだ。

|

2025.08.12

信州行250812

草津でもう1泊することにする。今回は日程的に雨模様なので、あちこち見て歩くのではなく滞留してのんびり過ごす。
ということで朝いちでまず白旗の湯へ。いや、熱いのは知ってますよ。入れませんでした熱すぎて。それでも入ってるツワモノがいるんだよなあ・・どういう神経なんだろうか。幸いもうひとつの湯船は腰くらいの深さまででぬるくしてあったので、それでお茶を濁しておいた。
草津にはここ以外にも無料で入れる公共の湯がいくつもある。地元の人達が手入れをしているのだろう。おかげで通りすがりでも気持ちよく湯をいただける。ありがたいことだ。
さて今度は西の河原へ行く。ここに来ると毎度のことだが草津の源泉かけ流しの贅沢さを思い知らされる。無尽蔵とも思える湯量と熱量があってはじめて可能な形だ。河原に点在する泉も随分綺麗に整備されてきた。以前、全国的に渇水だった年は、さすがに湯の勢いもなくて心配したけど、今年はたっぷりの湯量。他ではなかなかお目に掛かれない光景だ。

昼は大滝の湯に移動。ここはレストランが併設されていて助かる。ひもかわうどんというのは昔からあっただろうか・・新開発のような気もするけど、まあ美味いからよし。
ここの施設の宣伝に使われている写真はたいへん趣があってよいのだが、あれは女湯なんだろうか。男の私は知る由もない。といっても男湯の方も新しくできた部分は綺麗でよい。一方、昔ながらの地階の方は古めかしくていいのだが、入れる人数が限られるので、一番熱い湯船以外はあまり使わない。そして一番熱いのはやけどしそうに熱い。私は首までつかってから20秒が限界だ。入って動かなければ皮膚表面に少しぬるい層が形成されるのだが、出るときはこれが壊れるので、しぬ。

しんだので図書館に移動して、滞留の主目的「サンドマン」の後半一気見に取り掛かる。ついでにあれこれ充電も。
いやーサンドマン面白い。感想文は映画カテゴリーで書くけど、これ好きだわ。こういうのがあるのでNETFLIXはなかなかやめられない。

図書館の閉館時間になったので、裏草津という新しく開発されたエリアへ行ってみるも、すでに店終いの時間。アルコールは飲まないので、夜入れる喫茶店の類がほぼない。

キャンプ場へ戻って、サンドマンを最後まで見る。結末に大満足してぐっすり寝る。

|

2025.08.11

信州行250811

テントを新調して最初のツーリング。行き慣れた草津を選ぶ。なんだかんだで温泉につかっていれば時間を潰せるのと、キャンプ場が安くてルーズなのがいいのだ。
関越でいくわけだけど、いつになったら首都高とつながるのかねえなどと内心毒づきながら下道を行くこと40分。ETCカード忘れに気づく。ガッデム。ここまで半分居眠り気味にちんたら来たが完全に目が覚めた。引き返してカードセットして同じ道を戻る。これが東名や中央なら家の近くで首都高に乗るときに気づくのだが。。結局1時間ほどロス。ただまあ目が覚めたのはよかったかも。高速に乗るのも久しぶりだから、シャキっとしないと。

それでもまだ朝6時だから急がない。高坂でガス補給。上里のスタバでコーヒー。レジャーの開放感があるのか、家族連れの会話も賑やかで聞くともなしに聞いていると面白い。三世代の家族の話題は結構高度な時事問題も挟みながら日常の話題も豊富。中でばあばの発言だけちょっと浮き気味だけど、みんな優しくスルーしている。いい家族だなあ。ところが席を立つ段になって、とっちらかった椅子の家族全員分を元通りにしていったのは、高度な内容の会話についていけてなかったばあばだけだった。
まあそういうもんかもね。普段好待遇を受けている人ほど、自分の後始末をすることに慣れていない。

上信越道に入って横川SAで再度給油。小ぶりなSAだけどドトールと隣合わせでフラワーガーデンとかあって目新しかった。仕事メールが来ているのに気づいてコーヒー飲みながら対応する。chromeBookでの仕事環境に慣れるのもここしばらくの課題なのでちょうどよい。

高速でのんびりしたので、降りたらあとは一直線に草津を目指す。キャンプ場到着、テント設営で身軽になったら温泉だ。御座の湯という比較的新しいところで汗を落として本日デイタイムのミッション終了。なにしろどこも夜が早いので残念。電源とWifiを借りた図書館も16時半で閉まるので、そうなるとキャンプ場に戻るくらいしかない。

ただ、今回はテントと同時に新調したマットを試すという楽しみが残っている。横になってみるとこれがたいへん具合がよい。高いだけのことはある。この歳まで500円くらいの発泡スチロールのロール1枚巻きで済ませていたのだが、このインフレーターという自動膨張式のマットはまるで別物だ。家のマットレスと変わらない寝心地。おかげでぐっすり眠れた。テントの方も本降りの雨でも何も問題なし。ただグランドシートはもっと小さいのに換える必要がある。はみ出した部分から水が入るとさすがにまずいことが経験としてわかった。

夜中、トイレに起きてみると雨は止んでいて雲が厚く薄く掛かっている。ふと思いついてスマホの高機能カメラを夜間モードにして取ってみたら味のある画になった。天気が悪いと星が見えないから空を見ても無駄と思いがちだが、よく観察すれば何にでも面白さはあるものだ。

それにしてもこれ、全然旅行記になってないな。明日からはもっとシンプルに書きたい。

|

2025.04.30

250430箱根行

今日は最終日のつもり。昔のようにがつがつとあそこも行こうここも行こうという気持ちが消えているので予定は延長しない。どこかで充電してから箱根を超えてもうひとつくらい温泉に浸かって帰ろうというくらいの見通し。

ところが充電できる場所が見つからない。昨日のイートインのコンビニがどこだったか覚えてないのだ。Mapsでコンビニの場所を出して回ってみるのだが、どこへ消えたのか見つからない。最近のGoogleは地図で検索しても全部出さない、というか縮尺によって出たり出なかったりすることが多く使いづらい。まあユーザーも贅沢になったものだ。

仕方なく大きな市街地へ出ることにして、三島市を目がけて南下する。結構な時間をロスしてしまった。三島駅前はバイク侵入禁止で、嫌な予感。幸いタリーズがあったのでコーヒー飲みながら充電祭り。私のような風体は珍しいのか、そこはかとないdenyalの空気も感じるが、都会のような無関心でないのはいいことかもしれない。スタッフに外国人がいないのも地方都市ではまだ普通なのだろうか。ツーリングの汚い恰好で店の雰囲気を壊して申し訳ない気持ちもあって高めのメニュー注文でバランスを取っておく。昔に比べると自分、随分良心的になったな(笑

ここからは国道1号をひたすらいけばあっさり箱根八里越えられる。途中三嶋神社の横を通るが今回はパス。頼朝が最初に挙兵した(そして負けた)由来のある神社だ。新緑がまぶしい広い境内が目に入った。坂をずっと上っていくと、三島スカイウォークというのがあって寄ってみる。絶景の富士を吊り橋の上から眺められるのだ。今日は雲一つなく素晴らしい景色だった。吊り橋の向こう側はアウトドアパークがあって、いろいろ面白そうなアクティビティがあるのだが、おっさん一人で挑むのは世間体もあるしやめておいた。

ロングジップスライドというのは渓谷に差し渡したロープに滑車を掛けて、高低差を使って豪快に渡っていくアクティビティで、吊り橋の上からこれを見物できるのだが、すれ違ったカップルの女性の方が「あれはやらないからね」と連れに釘を刺しているのが微笑ましかった。あれ、男の子ならやりたいよねえ(笑

見物も終わったし、残りの上りを終わって芦ノ湖畔に出る。観光地価格のワカサギフライ定食を湖を眺めながら食べる。ここのワカサギは宮中への献上品だとかで、ワカサギのことを公魚と書くそうだ。まあ食べてみると普通のワカサギでした。

ここからは国道1号を離れて旧東海道を下る。途中、箱根細工の店が並んでいる。駐車場のある1軒に入って箱根細工のマグネットを土産に買う。子ども達が目ざとく見つける様子が思い浮かぶ。

ずっと下ってきて、今日の目的の日帰り湯「湯の里おかだ」に立ち寄る。道よりさらに低い渓流沿いの狭い敷地に建て込んだ昔風の温泉地だ。反対側の斜面を登ったところに日帰り湯がある。屋内の湯船はひとつだけで、ほとんどが露天だ。外国人もいて、入り方がわからないようだった。最初、サーフパンツを履いてうろうろしていたが、周りを観察してパンツは脱ぐらしいとわかったようだ。次に湯に足先を入れて見るのだが、熱くて抵抗があるらしく、入れないでいる。あちこちの湯船を回っても入れそうなところがなく、打たせ湯にチャレンジしてみることにしたようで、そこからはだんだん慣れていった。日本人も海外に行けばいろいろチャレンジの連続なんだろうな。。あとでわかったのだが、日本人女性のグループと一緒だったらしい。風呂の入り方は・・教えてもらえなかったんだろうな(笑

もうすっかり満足して、あとは帰るだけだ。高速に乗って1時間ちょっとで東京。近いなあ。1泊くらいの予定でもっとちょくちょく来てもいいのかもしれない。久しぶりの箱根でした。

|

2025.04.29

250429箱根行

明けてみると雨は上がって、雲はあるが空は晴れている。でも峰にはガスが掛かっているからスカイラインからの眺めは期待できなさそう。

濡れそぼったテントを畳んで出発。たいてい次の野営地で乾くからあまり気にしない。昨日も書いたが、西洋人中国人それぞれのグループはどこも登山者の出で立ちで、朝っぱらから歩き出す気満々だ。朝早いのが自慢の私よりさらに早起き。日本は全体的に随分緩くなったのかもな。

さてスカイラインがダメになったので、山を下りて市街地でまったりしてみることにする。以前はがつがつと山歩きするのが主だったが、歳を取るにつれてしんどく大人しくなり街中で過ごすことが多くなった。御殿場、裾野、箱根湯本、湯河原と選択肢はいろいろだが、とりあえずまだ通ったことがない裾野市へ。スマホの充電もしたいからね。イートインのコンビニに運よくコンセントがあったので一息つく。最近はコンビニでもコンセントがないところが多いのだ。充電タイムはPCでニュースを見たり旅行記を書いたり今日の野営地を探したりする。

GoogleMapsのおかげで宿探しは実に楽になった。昔はツーリングガイド本を睨んでえいやで決めていたところが、いまは結構詳しい情報もMapsで写真付きで見られる。ガイド本を携行しなくなって久しいが充電が必要なのが玉に瑕ではあるけど。古いモバイルバッテリでスマホ1回分くらいはなんとかなるとしてもPCの充電はコンセントからでないと難しい。バッテリも新調したいなあ。

いろいろ見比べて大野路というところにしてみる。広そうなサイトだし。電話して予約してエンジン掛けてスタートまで10分。充電も8割くらいできた。移動は地図上だと結構距離がありそうだが、バイクの足だとあっという間だ。

この辺りは工業団地のようで、なだらかな土地に低層の建物が点在している。裾野の名のとおりで、富士に向かって緩やかな上りの地形なのだ。東から南向き斜面で暮らしやすそう。途中パノラマラインという道があったので寄り道してみると、富士に向かって直線道路が通っている。晴れていればきっとすばらしい景色なのだろうけれど、残念ながら御山は雲で覆われている。

キャンプ場についてみるとこれが大当たり。空も土地も広くて清々しい。芝生は柔らかくてうれしい。水は富士山の伏流水で冷たく爽やか。そして明日から始まる連休の前ということで空いている。明日以降は予約満杯で250台くらいの予約が入っているらしい。今日はサイトを区画して番号を振っていく作業中だそうだけれど、今日は好きなところに設営してよいとのことで、サッカーグラウンドくらいの芝生の区画がいくつもある中、そのひとつを一人で独占して気分がいい。日差しも暖かくてテントもすぐ乾きそうだ。

あんまりいいところなので、もう走り回って観光する気分にもならずまったり過ごす。自分の感覚もようやく人並みになってきたのだろうか。
朝10時から風呂を使えるそうなので、一番に湯につかる。大型の古民家風の食事処もあるが、今は営業していないらしい。昨日の秀明館といい、どこも人手不足なのだろうか。

昼を食べに近くの御殿場駅までバイクを転がしてみる。特に大きな市街でもなく、最近忘れかけていた地方都市の空気を思い出す。東京はどの駅でもすべての密度が高くて実は息が詰まっているのだということは、こういう機会でないと気づけない。知らないうちに病んだりしないように、時々別の時間空間感覚を味わいにくるのも大切だ。

ファミレスの一つに入ったら、窓から富士山が正面に見える席がちょうど空いていて鼻息荒く確保。地元の人は御山を見慣れているからなんということもない席かもしれないが、よそ者にとっては最高の席だ。それに見合う高そうなメニューを頼みましたよもちろん。
晴れた昼間は地面が温まって上昇気流が生まれているから、あれだけ高い山ともなると雲が絶えず湧き出して、山自体の姿が見えることはむしろ珍しいのだろう。刻々と変わる雲を見ているうちに時間が溶けていく。

まったり過ごしたので野営地に帰る。帰り着いた頃、頭上から突然の爆音に襲われる。見ると、オスプレイというニュースでよく見る飛行機の機影がある。すごく低い高度を飛んでいる。農薬の散布でもしているのかと思えるくらい低い。そういえば自衛隊の駐屯地が近くにあるのだった。この空域を何度も行き来している。訓練なのだろうか。
それにしてもかなり低速で飛んでいて、ヘリと違って水平飛行している状態であんな低速で翼の揚力は足りているのだろうかとひとごとながら心配になる。キャンプ場の主に聞いてみると、しばらく前に反対運動があったがいまはもう落ち着いているということだった。まあ、牛が驚くくらいで日常には害はないだろうからなあ。。

日が暮れはじめると地面も冷えて上昇気流もなくなるからなのか、富士山周囲の雲が徐々に消えて雄大な姿が拝めるようになる。しばしのあいだずっとその変化を見ているうちに一日も終わる。あくせくと観光せず、今日はいい過ごし方だった。

|

2025.04.28

250428箱根行

このところ草津が多かったので、たまには箱根ということで安直に決まった。いままで箱根というと美術館巡りや雄大な富士を見る目的が多かったけど、今回は日帰り温泉が主目的だ。草津ではビジターでも旅館の温泉を利用できたり街のあちこちに勝手に入れる温泉小屋があったりするけれど、そんなところは昔は珍しかったのだ。
ところが、草津に啓蒙されたのか、あるいはGoogleのお陰で日帰り湯を見つけやすくなったのか、両方の効果だと思うけれど、箱根でも日帰り湯を謳うところがずいぶん増えてきたのだ。以前は偶然見つけた日帰り専門の和泉くらいしか知らなくて、箱根は草津より一段下くらいに思っていたのだが、だいぶユーザフレンドリーになってきた。

そういうわけで、前日は修学旅行の準備みたいにわくわくしながら荷造りして早く寝て、朝4時半に目が覚めて、6時には出発したのだった。

3号渋谷線から東名へ。関越に比べて段違いに楽だ。あっという間に小田原東ICに到着。1時間くらいで来てしまう。
それは見越して湯本あたりで喫茶店で朝ご飯のつもりだったのだが、さすがに朝7時ではどこも空いていない。マクドとかファミレスとかが石を投げれば当たるような東京モンは最初に地方のアツい洗礼を受けたのだった。便利に慣れてしまうとだめね。

いったん小田原市街へ戻ってガストでオンライン新聞を読んだりしているうちに10時。まずはGeminiに聞いて目星を付けていた箱根湯寮へ行く。箱根湯本駅の横手からいきなり斜度21%という怖いような上り坂を水冷単気筒のパワーで駆け上がる。気分がいい。
国道1号を見下ろす崖に巧みに配置された和風モダンっぽい施設は洒落ていて気分が上がる。これは気分優先の新興温泉かと思いきや、湯の方も本物で、指のちょっとした怪我が気がつくともう治りかけている。箱根、やはり有数の温泉地だけのことはある。

ここは休憩室も充実していて、昨年・今年と話題の漫画が全巻揃っていたりする。入湯料はやや高めだが、これを全部読んでしまえばおつりがくるくらい。でも漫画を読みに箱根まで来たわけではないので、チェックだけして次へ行くことにする。

古い印象だと、国道1号は酷く渋滞すると思っていたのだが、ターンパイクと箱根新道に分散されたのか、混んではいたが流れはスムーズだった。8割がたが強羅の方へ行くのと別れて、こちらは1号を芦ノ湖畔へ。湖尻のキャンプ場へ。ここを利用するのは3回目か。1回目はたぶん30年くらい前で、今の洒落た施設ができる前だった。涼しさと景色の良さは昔と同じだが、来てみると半分以上が外国人だ。インバウンドってスーツケース転がしながら観光地巡りするとばかり思っていたら、ここの外国人は装備も本格的な登山者の出で立ちで驚いた。変われば変わるものなんだな。

設営の後、昼ご飯を食べに遊覧船乗り場へ行ってみる。ここの飲食店も外国人であふれている。彼らは蕎麦とかウナギの店を好むようなので、比較的すいている丼ものの店でゆったりする。それでも4組の客のうち日本人は私だけ。どうなっているんだ日本は。まあ皆さんお金を落としていってくれるならいいか。

親子丼を食べ終わった頃、仕事のメッセージがいくつか入ってきて、とりあえずパソコンを開いて対応する。そうこうしているうちに15時を回って、仕事は一応ケリがついた。外はいつの間にか雨。レインウエアはリュックに常備しているから、バイクでも特段困らない。とはいえ、あまりあちこち行ってみる気はなくなる。再びGeminiが教えてくれた箱根日帰り湯のGoogleMapsを眺めていて、秀明館というのが気になる。近いし、今日の仕上げはここにしよう。

で、これが大当たりだった。何も知らずに行ったのだが、ここは石鹸シャンプーお断りの本物の湯治場。客はあくまでも静かに湯治客として抑制のきいた立ち居振る舞いが求められる。なかなかよい雰囲気だ。
湯船がまたすごい。岩盤の下から湧き出てくる湯は、岩で固めた前室にいったん溜められて、そこから二つの浴槽に導かれる。この前室にはしめ縄が張られていて、厳かな神域の風情。

私はいつも烏の行水なのだが、ここの雰囲気に呑まれてつい小一時間、湯につかったり出たりして過ごしてしまった。他の客もじっと黙って虚空を睨んでいるようなのばかりで、おしゃべりとかしたら睨まれそうだ。ここまでやるか。素晴らしい。また来よう。

以前は宿泊も受けていたのだが、いまは17時までの滞在だけということで、今日は私が最後の客だったようだ。

降り続く雨の中、バイクを走らせてキャンプ場へ戻る。
戻ってみると、久しぶりに引っ張り出したテントの防水性能がだいぶ劣化していたようで前室に雨の滴がぽたぽたと落ちてくる。えらいこっちゃ。ということで、床から沁みてくる雨水と標高900Mの寒さとで、あまり眠れない夜を過ごした。

 

|

2024.08.13

240813甲信行

●3日目
朝起きるといまにも降り出しそうな曇り。涼しいのは助かるが、このまま真っ直ぐ帰るのもなんとなく物足りなさを感じて逡巡していて閃いた。この涼しさならふもとっぱらが丁度いいのでは! かねて気になっていたところだし、南下して東名で帰る道筋だし言うことない。これで決まり。

中央道に乗って甲府南まで下り、あとは精進湖目指して山の中を走る。山の日陰はさすがに涼しい。精進湖に出てみると、あっぱれな晴天で暑い。目論見がはずれてふもとっぱらも暑いだろうな。。でももう予約したし行くだけ行こう。

到着してみると、まあ広いこと。噂には聞いていたが素晴らしい解放感。わずかだが木陰もあったので、そこに設営する。車の人たちはクーラーもあるのだろうか、野ざらしの暑そうなところに、富士の景観重視で展開しているが、こちらは日陰優先でいく。どちらにせよ昼間大気が揺れ動いている間は、富士山はたいてい雲に覆われていて見えないだろうから。

それでもほんの一瞬、山頂の雲が晴れて見えることがある。そういうのに偶然行き合わせて写真をとっておく。ものの5分も経たないうちにまた雲が覆ってくるから、構図などはあまり選べないが、まあまあ満足のいく写真がとれた。来た甲斐があった。

このキャンプ場は17時以降は車の移動は禁止だ。たしかにこれだけ大勢いると、早い時間に車を止めないと大混乱するだろう。それ以外にも音楽禁止とかいろいろあって、どれも頷けるものばかりだ。来場者も弁えてよくルールを守っている。

食堂の建屋は天井高く、のっぱらと遠景の富士山に面した妻側が全面ガラスになっていて、スイスかと錯覚するようなナイスな空間になっている。この食堂で昼飯を食べてまったりする。鹿と豚のハンバーガーや鹿肉の竜田揚げなどちょっと変わったメニューを試す。竜田揚げはそもそもみりん味なので肉は何でも同じ。ハンバーガーの方はちょっと変わった味がする。ここも食べ物の注文は17時までなので、夜用にソーセージとフライドポテトを持ち帰りで買っておく。ここは自炊する人がほとんどだから、夜の食事は出ないのだ。日が暮れるとあちこちに明かりが灯り、少し離れて広いキャンプ地の全景を振り返って見るとたいへん幻想的だ。こういうのは他ではなかなか見られない。また秋にでも来てみたい。
夜は涼しく騒ぐ人もいないのでぐっすり眠る。本当に皆マナーがいい。

明け方4時半頃トイレに起きる。既に空は微妙に明るくなり始めていて、富士の山体が黒い影として見えている。空気が静まっているせいか雲もない。キャンプ地の突端に座って、少しづつ明るくなっていく富士山を飽きずに眺める。結局6時半頃までに何十枚も写真を撮る。刻々と色合いが変わっていくのを眺めて過ごした。

ここの水は毛無山から取っているそうで、冷たくて目が覚める。ウォシュレットも気持ちよくて最高でごさいました。

朝の車移動解禁は17:30。それまでにテントを撤収して、ぼんやり風景を眺める。朝のコーヒーを淹れている人、フリスビーで遊んでいる人、昨日の続きで池で魚を探している子供たちなど、思い思いに過ごしている。ただ広い、ということが多様な風景を生み出している。

時間が来たので出発。十分満足したので、これでもう直帰する。南へ少し下って新東名に乗って東京へ。

今回は天気に恵まれて快適だった。どんなツーリングでも、瞼に残る一瞬があるものだけれど、今回はそれがいくつもあってよかった。体力が許す限りツーリングは続けたい。

それにしても東京は相変わらず暑いな。なんとかならないか。

 

20240813_125910 20240813_133841 20240813_154041 20240813_182009 20240813_182058 20240813_194529 20240814_041819 20240814_044652 20240814_065515 20240814_055545

|

より以前の記事一覧