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February 2026

2026.02.21

ブログ引っ越しました

思えば、2003年12月からずっと続けてきたココログですが、とうとう引っ越しをしました。

移転先はライブドアブログです。

https://hski.blog.jp/

とはいえ、ここの記事は更新しないものの削除はせず、このままにしておきます。有料プランから無料プランに変更するので、広告が多少うるさくなるかもしれませんがご容赦ください。

ココログには本当にお世話になりました。blogの黎明期からずっと、管理主体の入れ替わりなど紆余曲折はあったものの続いてきたことは、実に感慨深いです。これからも命尽きるまで、地球が赤色巨星太陽に飲み込まれる日まで、続いてほしいです。

 

* * *

 

ところで、引っ越しにはAIの力を随分借りたので、その顛末を少し書き残しておこうと思います。

AIがエージェントの形をとっていよいよ世の中に浸透してくるこの時期に、自分でも何かやって世の中についていかなければと思っていたところ、以前からの懸案だったblogの引っ越しが、小ぶりで手ごろなプロジェクトとして浮上しました。

実は、数年前にも引っ越しを検討したことはあって、そのときは特に深い考えもなくGoogleのbloggerを使おうと思ったのでしたが、どうも独自仕様のようで、MovableTypeのココログとは相性が悪かったと記憶しています。ココログ側のExportも途中でダウンしてしまうなどあって、頓挫したままになっていました。

ところが、普段Geminiを使うようになっていた中で、何の気はなしに引っ越し先の選択肢を聞いてみたところ、いくつかよさそうなものがあったので、その中から無料でもPC画面には広告が出ないというライブドアブログが目に留まり、実作業に取り掛かってみることになりました。まあ、ほとんど勢いだけですね^^;

ただ、AIのおそるべきは、ただの勢いで始めたことでも力づくでぐいぐい進め、完遂してしまうところです。何でしょうかねこの化け物じみたパワーは。以前、インターネット以前と以後で時代を分けるという話がありましたが、それにも増してAI以前と以後は全く違う世界になることが今回実感できました。しかも、ネットが世界を変えるに要した数十年に比べて、AIが世界を変えるのに掛る時間は一桁少ない気もします。桑原々々。

さて、実作業です。まず、テキストの引っ越しは簡単でした。同じMovableTypeのブログなので、exportしてimportするだけ。まあAIいらないですね。

問題は画像です。単純なexp/impだと、画像の部分は元のココログに置いてあるままで、そちらへのリンクは変化しません。つまり、何かの理由で元のブログにアクセスできなくなるとリンク切れになってしまいます。それは嫌ですね。

そこで、以前なら自分で対策の方針を考えて、可能かどうか色々調べたものですが、ここを今回AIが全部やってくれました。楽だわ~

まあ方針といっても要するに、画像を読み込ませたときのURIを記事本文中のリンクに紐づけることが中心課題なわけで、ここは自分で少しあたってみたうえで材料を揃えてAIに聞いてみました。Geminiは調子よく「名前付けのルールがわかりました!」とかいうのですが、CursorのほうのAutoというやつは、そうしたお祭り言葉は一切なく、ライブドアの内部仕様なのでこちらからは分かりかねる、という慎重な返事でした。

実際、自分で見ても、読み込んだ後の画像の名前と読み込む前の元画像の名前の間に単純な対応関係があるようには思えなかったので、Cursorの意見を採用することにしました。

そうすると、画像をライブドアブログに一括importして記事内のリンクとつなぐ方法はとれません。そこで次善の策として、どこかのクラウドに画像を置いて、そこへリンクを張ることになりました。GoogleDriveでいいだろうと思っていたのですが、Cursorによると、GoogleDriveは個別のファイルに一意のIDを付けて管理しているので、UNIX系で一般的なディレクトリ名/ファイル名という手軽な方法が取れず、結局ライブドアブログにアップしたときと同様の紐づけ不能が発生するそうです。Cursorは最初からGitHubにアップすることを提案していたのですが、そういう理由があったのですね。AIに教わりました。

これで方針は決まりました。画像はGitHubにpushしてライブドアブログの記事からリンクを張ります。

そうなれば、あとは作業するだけ。ここも一切合切Cursorにお任せです。「それじゃその方針でやって」と打ち込むだけで、みるみるPythonのコードが出来上がってテストしてバグ修正して実行まで一気呵成。おまえ何者?て感じです。

あとは、ちょっとしたおまけで、ライブドアに引っ越した記事をExportして、そこから記事の一覧を作ってIndexブログにアップもしました。ここも、細かいデザインなどをあらかじめCursorに渡した後は、こちらは画面のメッセージやコードが流れていくのをしばらく見ているだけ。1分もかからずに出来上がりです。何度か細かい修正を要求しても文句ひとつなくあっというまに完成。

ほんと、こんなのでいいのかと言いたくなるラクチンなプロセスでした。こちらは考えて簡単な指示を出して出来上がりをチェックするだけ。面倒な作業は全部お任せ。そういう宣伝文句はこれまでも様々な製品についていやというほど気かされて裏切られてきたわけですが、今度こそは本物。たいへんな時代がやってきました。

 

* * *

 

ちょっと面白いと思ったのは、Geminiが大仰な煽り文句が得意なのに対してCursorはぶっきらぼうで抑制の効いた対応だったこと。Geminiは確かに興味深い提案をしてくるのですが、信じすぎると危ない感じでした。まあ、Geminiは実際のプロジェクトのフォルダを見ていなかったので、その分は割り引かないとかわいそうですが、それにしてもCursorの口数の少ない確かな職人魂に今回は打たれました。いやただのキカイにそういう表現は不適切かもしれませんが^^;

 

ともあれ、これからはライブドアブログの方で、引き続き記事をアップしていきます。

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2026.02.15

「超かぐや姫!」

https://www.cho-kaguyahime.com/

NETFLIXで。

 

日本最古の物語がいま、
ライブステージで生まれ変わる

っていうキャッチコピーが公式サイトにあるんだけど、これがぴったりくる作品。竹取物語を骨組みだけ借りながら換骨奪胎して全然別の生き生きしたお話に作り変えました。よいですね。

まあ、ライバーって何?とかGeminiに聞いたりして、よく使われるプラットフォームとか挙げられても初めて聞くものばっかり、というおっさんなわけです。でもどういうものか説明を聞いているうちに、ニコニコ生放送とかいうのの発展形なのかなと思ったり。

んで、Geminiの言うには、若者の間ではこれはもう当たり前らしくて。

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Z世代: インフルエンサーの主流がYouTuberからライバーへ移行しており、職業としての認知度も非常に高いです。

Vライバー/VTuber: 10代の認知率は約7割に達するというデータもあり、アニメやゲームと同様の一般的なエンタメとして定着しています。
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だそうな。
でもなー。小学生に定期的にアンケート取ってなりたい職業とか聞いてる中で、Vtuberという言葉は見かけるけどLiverというのはまだ見たことないんだよなー。まあ意識高い系先端Z世代なのかもね。

さてお話の方は、シスターフッドと明日への希望溢れるパワフルな展開。もちろん、かぐや姫の物語から借りてきた別離の予感や喪失感もないまぜになっているけれど、そこからもう一段ジャンプしてハッピーエンドにしている腕力が凄い。SF的ギミックを使って無理なく軟着陸させている。

締め括りはまるで天馬博士が鉄腕アトムを生み出したのと同じだけれど、どろどろはなくてひたすら明るい。そういうところもよいです。

軽薄なように聞こえるけど、生きる力をもらいましたと言いたくなる多少ぶっ壊れている明るさがよい。この辺りは「k-pop girlsデーモンハンターズ」のソツのなさと比較すると面白いかも。

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「TOGETHER トゥギャザー」

https://together-movie.jp/

全体にホラーっぽい流れの中でコメディをするっと入れ込むセンスはなかなかよかった。電動ノコをいざ使うところで、ちょっと間を入れて「疑って悪かった」と言わせるあたりとか、抜けなくなったのをむりやり引きはがすところとか超痛そうだけど笑いました。

でも全体になんだか中途半端というか物足りない。納得感がないのが理由だと思う。たとえばあの親切そうに見えて化け物だった教師はその後どうなったのかとか、バンドのメンバーはとか、スクリーンの中で中途半端に存在感を出させていた人物たちがいつのまにか遠景に消えてしまって、納得できず落ち着かない。

主人公カップルの男の方が女に依存し過ぎているのも見ていて不愉快だ。最後のオチは男が女を見事食い物にするのに成功したようにも見えて、結末にも不満が残る。それで訪ねてきた両親が納得するわけがない。それにプラトンが理想とした人間像をわざわざおどろおどろしく解説していたのに、なんで普通の人間になってしまうのか。ここにも中途半端が見られて、もうなんかどうでもいいやと思えてしまう。

まあ、失敗作のよい実例なのではないか。

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2026.02.08

「マーズ・エクスプレス」

https://marsexpress.jp/

フランス産のアニメ。ロボットが普及した社会で彼らの反乱を描く、まあよくありがちな筋書き。とはいえその原因は人間の強欲というのが隠し味。そのおかげで結末がいい感じに収まっている。

ちょっとしたSF的ギミックが随所で目新しさを演出しているのがいい。見ていて飽きない。中でも割といいなと思ったのは、地球と火星を繋ぐ宇宙船。地上から衛星軌道までの巨大な全翼機が、惑星間宇宙船の胴体にはりついてそのまま一緒に旅をする。まるで樹木にとまる蛾のようで、なかなかいいセンス。

シーンが切り替わっていくときの話の繋がりはあまりいいとは言えないが、細かいことを気にせずギミックを楽しめれば、なかなかよい作品と言える。

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「小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版」

https://koyaban.com/

このところAIにちょっと入れ込んでいて、そうすると人間とは?みたいなことを否応なく考えさせられる。ちなみに知性とは知識の連鎖に過ぎず、人間の知性といってもさほど高尚なものでもなく最先端のAIはそれをシミュレートできそうだということはだんだん納得させられつつある。

現代社会では人間の価値は知性(テストの点や営業数字の結果)で測られる場面がとても大きくなっているけれど、降って湧いたようなAIの爆発的な発展で、その尺度が怪しくなっている。

前置きが長くなったけれど、本作のような映画を見に行こうという衝動の理由はその辺りにある。自分はAIに比べてどう違うのかということが気になるわけだ。

観てみてどう思ったか。やっぱり人間とAIは全然違う。安心した。人間を特徴づけているのは、それがいまの地球環境に適応した有機生命体であるということに尽きる。

山の景色を見て、日の出を見て、猛吹雪を見て、それを愛おしいと思うのは、我々がそれに適応した有機的な存在だからだ。AIが機械の体を持ったとしても、この自然への親しみはおそらく湧かないだろう。感情をシミュレートすることは可能だろうけれど、それは存在自体、細胞のひとつひとつが発する声に根付いたものではあるまい。

なんだか安心した。
もう年だし、あんな過酷な道は無理にしても、もっと自然の中へちょくちょく行ってみよう。

 

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2026.02.01

「白蛇:浮生」

https://white-snake.movie/

ええなあ純愛・・
ココロが洗われました。。
もうそんだけ。そんだけでいい。
加えてアクションもすごくいい。

「白蛇:縁起」「白蛇2: 青蛇興起」もとてもよかったけれど、本作も負けず劣らず。
白、青、仙、三人の家族愛?を中心に、本作では仙の義理の兄が加わっていい味を出している。妖狐の宝青坊と高僧の法海は前作同様の立ち位置で物語が回っていく。

「縁起」で悲恋の末に命を落とすことになった宣が、500年を経て仙として生まれ変わり、白はそれを見出して再び相思相愛の仲になるのだが、妖怪退治が本分の法海がこれも再び立ち塞がるいう流れ。

宣から仙への生まれ変わりは輪廻転生の思想を色濃く反映していて興味深い。闘争に終わりはなく、悲恋も成就してはまた引き裂かれる。それが中国の悠久の大地を舞台に千年の永きに亘って繰り広げられ、雄大なスケールを感じさせる。その大きさに比肩して白と仙の愛もまた大きく映る。

それだけでなく本作では、輪廻の繰り返しに変化が起きる。文曲星というのは中国の占星術に登場する星で、芸術・文学・芸能・学術・創造性などを司り、感性が豊かでロマンチストな才能を持つ、ということらしい。あくまでも妖怪は退治されねばならないという固い信念を持つ法海が、この新しく生まれ出た存在に接して、ほんの少し変化を見せる。

次作では、この辺りを中心に展開していくことになるのだろうか。期待したいです。

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