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December 2025

2025.12.31

2025年に見た映像作品のわたくし的ベスト10+1(見た順)

アニメを多く見て大作良作も多かったけど、振り返ってみるとベストと思える作品は案外実写が多いのであった・・

「アンデッド/愛しき者の不在」
「死に損なった男」
「Away」「Flow」
「教皇選挙」
「罪人たち」
「入国審査」
「遠い山なみの光」
「ワン・バトル・アフター・アナザー」
「爆弾」
「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」
「羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来」

ちなみに次点はこんな感じ
「敵」
「仕掛人・藤枝梅安」
「アノーラ」
「ナタ 魔童の大暴れ」
「SISU/シス 不死身の男」
「ガール・ウィズ・ニードル」
「国宝」
「28年後...」
「愛はステロイド」
「海辺へ行く道」
「トリツカレ男」
「WEAPONS」
「佐藤さんと佐藤さん」
「ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン」

 

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2025.12.29

「特別捜査部Q」

https://www.netflix.com/title/81487660

NETFLIX 全9話

やや無軌道な刑事が厄介払いのために新設の窓際部署へ移動させられたところが、思いもかけない過去の未解決事件をわずかな手掛かりを手繰り寄せて解決まで漕ぎつけるという、よくあるはみ出し刑事もの。結構面白かった。

最初の2話くらいは背景になる過去の事件と現在進行中の事件が入り混じっていて、どう繋がるのかが見えず我慢が必要。でも複雑であればあるほど光明が見え始めてからの展開はスリリング。途中、筋の違う有力な容疑者が浮かび上がって話はますます混線するけれど、真犯人は意外にシンプルで、それ故に事件の心情的なもつれの深さが感傷を呼ぶ。

ただ、最初の、主人公が撃たれた事件は結局未解決のままで、これ一作だけ見ると少し不満は残りそう。ただ、このQという部署のコンセプトを考えると、未解決のネタをわざと残して次につなげているようでもあり、まあ納得。

登場人物それぞれのプライベートが話の筋とは別に絡んでくるのも、ドラマのような長い尺ではよく見る手法で、本作の場合はこの部署の面々のクセの強さが隠し味になっていてよい。

1.5倍速くらいで見ても特に抵抗感はないので、半日くらい何もすることがなければ、見てみるのもいいかもしれません。

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2025.12.28

「羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来」

https://luoxiaohei-movie.com/2nd/

最高だな。これは子供向けアニメの体裁を取っているのに、久しぶりに大人向けの趣を感じた。素晴らしい反戦映画。

これに比べると残念だけれど日本のアニメも実写も、日本特有の情緒に支配されていて子供っぽい気がしてくる。

まあ、たぶんそれは文化の違いなんだろうとは思う。中国発の作品でも日本のサブカル的影響が色濃く映っていて、それ故に世界的にヒットしているものもあるだろう。でもこういう味わいの奥行きを持った作品を、今の日本のエンタメ業界は生み出せるのだろうか。

* * *

表向きは、小黒の姉弟子にあたる鹿野が、師匠の無限に掛けられた嫌疑を晴らす活躍を中心に描いている。このアクションがまず凄い。場面はあちこちに飛びながら、ファンタジーらしい小技満載。小黒が主にお笑い担当としてお話にメリハリを付けている。いくつもの山が設けられていてそれぞれ素晴らしい仕上がりなうえに、事件の真相に近づくにつれて次第に話が大きくなっていく、この作りというか構えがどっしりしているところがまたいい。前面に出てくる登場人物の大物感と話の大きさとアクションの派手さががっちり噛み合っていて揺るぎない。

最後の山場では師匠・無限の圧倒的な力量を見せつけて仕上がり。知略やウイットで物事を解決するタイプもいいけれど、こういうのもお話としてはあり。大あり。

そして、本作の最も大切な部分は、手に汗握るアクションが済んで後日談に移ってから来る。

妖精たちが己の優位を失う不安とどう折り合うか、その裏返しの支配欲にどう打ち克つか、人間たちはそれにどう協力するか、そういうことどもを背景に据えて、鹿野の心の中に戦争が残した怨恨と復讐心をどう克服してきたかを、少し長めのエピローグの中で台詞抜きで見せてくれる。最上の見せ方で反戦というテーマを謳い上げている。

これを強者の論理と見ることはもちろんできるけれど、私は大人の論理と受け止めました。

見終わったあと思わず拍手したくなるような、テーマも、ストーリーも、アクションも、キャラクタも、全方位に素晴らしい娯楽満載の一本でした。

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「マチルダ 悪魔の遺伝子」

https://eiga.com/movie/105202/

全部生成AIで作ったというので見に行ってみた。それで、神はディテールに宿るという話を改めて確認した。人物の声は平坦で動きはぎこちない。場面の繋ぎ方はつぎはぎだし、コンティニュイティはめちゃくちゃだ。プロットやストーリーは良くも悪くもないけれど、これは人間が考えたもので、AIは関わっていない。物語の山と谷を盛り上げる技術はあまりにも未熟だ。

とはいえ、たぶん数年のうちに、こうした技術的なディテールは目に見えて改善されていくだろう。脚本のような、人間が協同して知恵を絞る部分でさえ、素案くらいはAIの方が上手くやることになるかもしれない。発案についてさえそうだ。豊富なデータの適切な組み合わせの案をださせたら、AIの方が優秀かもしれない。

たぶん、データの問題なのだろう。古今東西の映像作品を良し悪しの評価を付けて全部読み込ませた映画製作専門AIができたらどんでもないことになりそうだ。AIなんてまだなだ全然だめだという実感はありながらも、常に現時点ではという留保を付けざるを得ないのが空恐ろしい。

ところで、ここまではあくまで技術的な視点からの話なのだが、その発端に意識を向けると、人とAIを分けるものは、動機なのだという考えに至る。本作のおまけで、制作者が創作の動機について語っているけれど、この部分はまだAIには担えない気もする。どうなのだろう。

というようなことを考えた70分でした。

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2025.12.22

「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」

https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar3

いくつものドラマとスペクタクルの幸せな融合、もう言うことないですね。キャメロンはいつも期待を超えてきます。東京では一番縦が長いIMAX3Dで結構なお値段だったけど、満足しました。

本作のアバターは当然、全部CGで作っているわけですが、それにもかかわらず表情の豊かさが場面ごとの登場人物の心情を余さず語ってくれます。解説映像で流れていたとおり、俳優さんの表情の演技を特殊なカメラで細かく拾って作り出しているそうで、CGという技術を巧みに御しているのがよいです。

今回も物語は旅から始まるのですが、前作の冒頭の旅が行くあてのない厳しい始まりだったのに対して、本作では隊商に参加する長閑なものです。この空を行く隊商のデザインがまた目新しくて、毎度何かしら新機軸を出してくるのが凄いです。

表向きは長閑なのですが、その実、スパイダーの立場を巡って様々な葛藤があります。これが本作の主軸になっていて、しかも途中からある理由によって彼の存在価値が爆上がりするというあらすじ。たまりません。この理由がまた、この惑星の特殊な条件を上手に取り込んでいて、全編通してのテーマとしっかり噛み合っています。

エイワという存在は、一見、対立を嫌う平和の象徴のように見えますが、むしろ短命種族の個々の運命から超越していて、それが血気盛んな人間やナヴィからは何もしてくれない存在と誤解されているようです。タイトルにもなっているアッシュ・アンド・ファイアの部族も、考えてみれば可哀想な運命を背負わされたものです。エイワはそうしたことには関わらないのですが、過酷な現実に直面した彼らにそれがわからず逆恨みのような感情を持つのは仕方がなかったことなのでしょう。

一作目でもそうでしたが、本作で、エイワというのは、ちょっとした助け舟は出すけれど、自らなにか行動するようなレベルの存在ではないようです。不干渉主義とでもいうのでしょうか。

お馴染みになった、スカイピープルとナヴィたちとの決戦でも、エイワは自分で指図などしません。ただ、深海の生き物たちを海面へ差し向けるだけ。そこで彼らに具体的にどうしてほしいか言うのはナヴィの役目です。

この重要な場面で、キリがはっきりと「殺せ!全て!」と言うのは、この映画の分水嶺です。普段は心優しい彼女がなんという恐ろしいことを口にするのだろうと思ってみても、話しても無駄な相手というものは確かにいて、決着をつける必要に迫られることも世の中にはあるという宣言です。結果を背負う覚悟を持って自分の足で立って来たこの監督らしいひとこと。

この映画では、登場人物それぞれが結果を背負う覚悟を持って行動していきます。そこにはなんとか主義のような頭の中だけの概念はありません。スパイダーをどうすべきか悩み苦しんだ末にジェイクとネイティリが選んだ道は、決して理性的でも戦略的でもありませんでしたが、それを選び、結果として起きることに全力で対処する覚悟がありました。それこそがこの作品の見せ場であり良さです。火と灰の運命を背負ったヴァランにも覚悟がありましたが、エイワの力に触れたキリに恐怖を感じて逃げ散ります。そして大佐は。前作の懸案だった実の息子であるスパイダーとの関わりも本作の大きなテーマでしたが、変われないものは滅びることを示す結果になりました。ただ、自ら悟ったようなふしがあったのは救いでしょうか。

エピローグは、一見すると部族社会を称えるような場面で終わります。個人主義を絶対視する立場からは、これは前近代への退行に映るかもしれません。けれども、少子化と格差拡大に象徴されるわれわれの社会の行き詰まりを、ではどう打開すればいいのか、これもひとつの選択肢のように見えます。そういうところに触れてくるのもこの監督のいいところです。

アバターという作品名が示すように、人形(アバター)を遠隔操作するデジタルネイチャーのようなところから始まったこの物語が、結局は生身の人間の苦渋に満ちた選択や覚悟に行き着いて、機械文明に打ち克つ結末になっていることは、われわれの来し方行く末を暗示しているようでもあります

【 追記】
ちょうどタイミングよく、人と隔絶した存在についての興味深い稿を見つけたので、リンクしておきます。
https://wirelesswire.jp/2025/12/92083/

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2025.12.14

「ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン」

https://www.netflix.com/title/81458424

このシリーズは1作目が出色の出来でこれは凄いと思わせておきながら2作目がいまいちだった。理由ははっきりしていて、真犯人の心の裡の違いなのだ。1作目が人の微妙な心の襞を謎に絡めて描き出していたのに対して、2作目は犯人が単なる小悪党に過ぎず、テクニカルな謎解きだけになってしまっていたのだ。

ところが3作目となる本作は、またしても素晴らしい。謎解きはまあ普通に入り組んだ探偵小説風なのだが、1作目同様、真犯人の想いに共感できるところがある。おまけにこの最期・・このシリーズでまさか泣けるとは思いもしなかった。ダニエル・クレイグ演じる探偵が、締めくくりの謎解きで一歩引いてみせるのもよいし、ジョシュ・オコナーの神父が最高の善き人を見せてくれる。

1作目と同じことを書きますが、週末の時間を使って損のない映画です。

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「エディントンへようこそ」

https://a24jp.com/films/eddington/

醜さを何も加工せずにそのままぶつけてくる作品、見ている間ずっと気持ち悪いし、見終わった後吐き気がする。見て損する映画は珍しいと思うけど、これはその見本。

そしてわかったのだが、アリ・アスターという監督のこれがスタイルらしいということ。どういうテーマを選ぼうが、彼の作品は同じような感じになる。
前作で、もう見るのをやめようと思ったが、本作はがらりと変えてきたという前宣伝があったので見てみたが、何も変わっていなかった。

まあ、作風についてはそんなところ。

内容的には、トランプ政権第一期終盤のコロナ禍以降、顕著になったアメリカの混乱がとてもよく写し取られていたように思う。あれもこれもてんこ盛りで、収拾がつかないくらい。かつて世界が憧れた自由の国が、その自由の結果としてこうなっているのだとしたら、少し考えてしまう。もちろん、そう一足飛びに結論づけられはしないのだけれど・・

そういうところを掬い取って、包み隠さず吐き出しているのは、まあ偉いとは思う。けどたぶんもう見ない。(^^;

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2025.12.08

「イクサガミ」

https://www.netflix.com/title/81607397

原作小説があるそうな。バトルロワイアルから始まるいわゆるデスゲームもの。なので、自分ではあまり見ない種類の作品なのだが、まあ刀を持った侍が切りあいするのならさほど抵抗はないかと思って1.5倍速で見てみた。

そうしたら殺陣の速いこと(そりゃそうだ)。思わずおお凄い剣捌きとか思ってしまった。やっぱりチャンバラ映画はよいなー。

時代は明治維新。食い扶持を失った侍たちを互いに戦わせ自滅させるという趣旨の「蟲毒」という催しを描いている。暴発しかねない元武家を無力化しようとする主催者、外敵に向き合うために国内をひとつに纏めなければと奮闘する維新政府要人、侍への過去の恨みを持つ商人、そして忍びめいた技能と背景を持つ謎の男、それらが入り乱れて、ただ生活と家族を守りたいだけのために剣を振るう浪人たちを駒のように動かしていく。

見ているうちに、哀れな侍たちの姿が、AIの浸透で不要になるとされているホワイトカラー事務職と重なってくるような気がして、ひとごとではないなと思ったりもする。

この第一章を通じて浮き彫りになるのは、時代から不要とされた侍という職能の気骨だ。家族のため、家のため、人々のため、闘争本能に殉じて、それぞれの信条に突き動かされて闘いに身を投じる。そこが時代劇としての見せ場になっている。

これに続く章で、それがさらにクローズアップされていくのだろう。蠱毒の壺から生きて出てくるのは戦闘狂かそれとも家族愛か。次も期待したいです。

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「ズートピア2」

https://www.disney.co.jp/movie/zootopia2

目を楽しませてくれる作品、と言えばぴったりくる。エンタメ王者ディズニーが業績上はずすことが許されない作品として作ってくるのだから、これは当然か。

動物たちがそれぞれに幸せに暮らせるように作られたズートピア。その肝は、互いが普段顔を合わさずに済むように仕切られた、それぞれに適した環境の中で暮らすこと。

それは実は、対立の歴史を持つ国や地域がどうすれば破局的な争いに陥らずに過ごすことができるかという極めて今日的な課題への、ひとつのれっきとした解答になっている。子供向け作品なのにそんな視点をど真ん中に据えて、しかも師走書き入れ時のエンタメ映画として送り出してきて成功させるディズニーの底力に感嘆を覚えずにはおれません。

まあただ、あまりにもよく出来すぎていて、ちょっとテンポが速すぎたかと思わなくもありません。オオヤマネコの若者の豹変ぶりがほんの少しだけ唐突だったような。ないものねだりなんですけどね。

まあそれでもケチのつけようのない作品です。家族連れにうってつけの一本でした。

そうそうエンディングの歌は、アメリカ人も疲れてるんだなあと思わせるような感じの歌詞でした。それから、映倫マークが出た後に、次作を仄めかすようなショートムービーが入っているのでお見逃しなく。

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2025.12.07

「佐藤さんと佐藤さん」

https://www.sato-sato.com/

いま風の都会の夫婦を同じ目の高さから描いたような作品。気取らない視線がいい。

妻の方はかなりおおらかな気質なのに対して夫の方はやや神経が細やかだ。その感性の違いが、はじめは妻の寛容のおかげでリカバーされているが、夫の司法試験不合格が続くにつれて、夫の方から壊れていく。
といっても、芝居がかった壊れ方ではなく、表面上は穏やかに流れていって、時折顔を出すという感じでリアルだ。

最後に夫の努力が実ってよかったのかというと、なぜか残念な結末になって、本来鷹揚な妻がついにこらえきれずにくしゃくしゃに泣くのが切ない。

という作品なのだけれど、主人公夫婦を取り巻く様々な環境からいろいろ読み取れて面白い。大雑把に2つのストレスがある。

ひとつは、核家族の制約。この話が大家族の中でのことだったら、もっといろいろな逃げ道や息抜きができただろうに、核家族にはその余裕がない。夫婦の不和の切っ掛けは幼い子どもの送り迎えや呼び出し対応だったりするのだが、両親とも仕事をしていれば、どこかで時間の都合がつかなくなる。夫の実家で老いた両親と同居している弟夫婦と比べれば、その不利ははっきりしている。

では大家族の方が優れているかというと、作中で弟の嫁が、女は我慢するのが当然のような意味のことをほんの一言だけ言うのを、主人公の妻が聞いて一瞬顔をこわばらせるシーンもあって、一長一短を見せている。

ストレスのもうひとつは、男の沽券。夫はいま風の優しい男だが、心の奥にはやはりプライドがあり、浪人続きで主夫に甘んじざるを得ないことに怒りを覚えている。その怒りが時折、順調にキャリアを積み上げる妻に向けて吐き出されてしまう。小心な自分の劣等感の裏返し。これが結局、最後の破局に繋がるのだが、どうしようもない小物感が漂う。そこがまたリアル。

では、男のプライドなど捨てて10年遅れのキャリアを妻の隣で歩め始められるかというと・・それは可能だったとは思う。ただ、この夫の出身地の風土が、小心でプライドだけ高い男の判断に強く影響したのだろうか。郷里のばついち女性が一言だけ「普通だね」と突き放すように言ったのは、同じような男に辛い思いをさせられた経験から出た諦念の滲む一言だった。

妻が離婚調停の仕事で関わった初老の男性のありようが、夫:男の抱える問題点をよりストレートに表していた。優しさの衣を被った現代風の男たちも、一皮むけば実は同じという想いが残った一本でした。

私は男目線で見ているので、そういう受け止め方になったけれど、この作品を女目線で見るとどう見えるのだろうか。

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2025.12.06

「ウィッチャー ねずみ」

https://www.netflix.com/title/81572393

シリが放浪の途上で一時身を寄せていた盗賊団が「ラット団」。この作品は、ねずみと呼ばれるその盗賊団のエピソード。ゲラルトもイェネファーも、そしておそらくシリ自身も出てこないので、見なくてもいいかと思ったのだが、冒頭にボンハートに囚われたシリが出てくるので思わずPlayボタンを押したら、案外面白くてそのまま見続けてしまった。

この盗賊団については、好き嫌いがはっきりしているようで、それはRedditなどを見るとよくわかる。
https://www.reddit.com/r/witcher/comments/75yzbz/the_rats/?tl=ja

どちらにしても、シリの成長にとってはたぶん必要なことだったとは言えそう。このエピソードも、盗みをはたらく話の筋ではなく、彼らの背負っているものや、助っ人を頼んだ猫派ウィッチャーとの絆の方に力点が置かれている。そしてクライマックスに向けて緊張が高まる中、意外なところでボンハートが登場。なんともニクい話の運びだ。

シーズン4でゲラルトの俳優が変わってからどうもしっくり来ていないのだが、それを埋め合わせるかのように、ボンハートが鈍く輝き出している。シーズン4はシリとボンハートが主軸になるのだろう。

ウィッチャーの世界観を体現しているようなこの男に、今後も期待したいです。

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