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October 2025

2025.10.31

「サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」

https://www.netflix.com/title/82081970
NETFLIX全13話

ラノベが原作だそう。感触から少女漫画原作かと思った。基本は学園もので、ただ王族や貴族の学校なので陰謀や暗殺などが時々絡んで話を盛り上げる。主人公は極度に人見知りする性格だが七賢人の一人に数えられる超一級の魔法使い。まあどうにでも面白く出来る設定。実際、まあまあ面白い。

絶叫や怒号が飛び交う男の子向けバトルアニメと違って、本作は和やかな空気が流れる中でボケ突っ込みやギャグが多めで嬉しい。主人公のドジっ娘ぶりで笑いを誘うのが基本だが、要所でほろりとさせるところもあって和む。疲れているときはこういうのを見て心に潤いを取り戻す必要があるのだ。

七賢人も3人登場して、残り4人も気になるし、二人の王子を戴くそれぞれの勢力間の王位を巡る確執の決着も知りたい。続きがちょっと気になる感じでした。

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2025.10.30

箱根251030

早起きして撤収。天気がよいので、上に登ってみることにする。ターンパイクを一気に駆け上がって、芦ノ湖スカイラインもよさそうだったが、久しぶりに十国峠へ行ってみる。富士山から伊豆大島までよく見えて最高だった。伊豆半島方向に突き出た広場は、以前は誰でも入れる芝生園地で伊豆半島の眺めを楽しめたのだが、今はグランピング施設になっていた。共有地がこうして一部の金持ちに奉仕する閉鎖的な場所になっていってしまうのは仕方がないのだろうか。。

芦ノ湖方面へ戻ってくる途中にバイカー専用の有料施設ができていたが、自分は所謂一般的なバイカーではない自覚はあるので素通りする。芦ノ湖畔から国道1号で宮ノ下経由で湯本へ戻ってくる。箱根湯寮でのんびり湯につかっているうちにもう午後3時過ぎ。高速に乗って帰る。

西湘バイパス経由で帰って、茅ケ崎あたりでもう1泊もあったかもしれないが、疲れがたまるのは避けたいので、今回はパス。来年のハイシーズンになったら海辺のキャンプも試してみたい。

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2025.10.29

箱根251029

世間より一足早く三連休ということになったので、近場へ出かけることにした。夏の疲れのあと、週末なしの仕事が3週連続して、ちょっと疲れがたまっているのもある。

1泊のつもりなので草津は少し遠い。箱根、外房、三浦半島あたりで探して、結局温泉の魅力には勝てず箱根になった。後で考えると那須塩原方面もあったかもしれない。今度検討してみる。

キャンプ場はいつもなら芦ノ湖なのだが、新規開拓もしてみたかったので、湯本駅のすぐ近くにした。山の斜面に作られた一風変わったサイトだ。普通、キャンプ場というと広場か林間かいずれにせよ平らで広い場所だが、ここは急斜面に切り開いた猫の額のような区画が点在している。そのため隠れ家感が出ていて却ってよい。

今回のツーリングはあまり特筆するようなこともないのだが、このキャンプ場はめっけものだった。安いし虫も少なく、斜面の林の中なので周りを気にせず落ち着ける。

Webで予約して薪台もつけておく。今回はサイトに腰を据えて肉など炙って食って温泉につかって寝るだけのつもりなのだ。東京のスーパーでちょっと奮発してステーキ肉など買い込んでおいた。

高速はちょっとハプニングがあった。東名から小田原厚木道路に乗り換えるところで、間違えて行き過ぎてしまった。標識は「出口」とでかでかと書いてあるので、違うのだろうと思って通過してしまったのだ。以前は間違えなかったのだが、忘れていた。

仕方なく秦野中井で降りるのだが、インターチェンジの職員さんに聞くと、同様に間違える人が多く、戻ることもできるようになっているらしい。ただ、ここで出て5分も行けば小田原厚木道路に途中から乗れるそうなので、そちらで行く。

これが割とよかった。途中通った街並みは、明るく快適そうな地方都市の風情が感じられた。大きめの庭付き戸建て住宅が思い思いに建っている中にファミレスなどがあったりして、よい雰囲気だ。緑も多く空も広い。東京付近のミニ開発3階建て狭小住宅が詰め込まれた町とは全然違うゆったりした風景。

それにしても、箱根は近い。東京から2時間もかからずに小田原に到着。駅前で少し時間をつぶしてみる。駅には二宮金次郎の像があって、小田原出身だと知る。駅前のこじんまりして活気があるスケール感がちょうどよい。城とは少し離れていて、きっと複数の核の一つなのだろう。

ぼんやりしているうちにあっという間にチェックインの11時が近くなり出発。10分ほどで箱根湯本駅。そこから山の斜面を少し上ったところにキャンプ場がある。

到着してスマホを見るとメールが来ていて、今日はチェックイン14時からにしたから、早く来た人は勝手にやっててねの由。てきとうなのがとてもいい。

勝手に好きな区画を選んで設営。今日はまだ私一人だけのようだ。湯本駅へ降りて昼食。バイクを止められるところが少なく、駐車場を使えた町中華で済ます。小田原から来たという中学生のグループなどがいて家庭的で和む。こういう空気に触れると、東京という場所が如何に個が孤立したぎすぎすした空間かはっきりわかる。普段は全く意識しないのだが。。

サイトへ戻ると管理人の若い人がゲストハウスの掃除をしていたので、チェックインする。薪を買って薪割り機というものの使い方を教わる。これがなかなか面白かった。三角に尖ったところに木口を当て、もう一方を梃子の原理でぐいぐい押すのだが、乾いた薪はちょっと押しただけでパキンと音を立てて簡単に綺麗に割れる。一方、生乾きのものはなかなかたいへんだ。割れるというより徐々に裂ける。

薪をサイトに運び上げて、レンタルの薪台に乗せて火を起こす。以前はこだわって新聞紙と割り箸だけで火をつけていたのだが、いまはもう面倒なので着火剤を使う。楽だ。

薪台だけだと焼き網を乗せられないので石を拾ってきて支柱を作り網を載せる。買ってあった肉を乗せて炙れば本日早めのディナーの出来上がり。和牛のヒレというあってはならない贅沢品はさすがに旨い。炭火なので生に見えて実は中までよく火が通っているのだ。フランクフルトは串に刺してこれも炙って食べる。今日はもうこれで何もいうことはない。あとは適当にリンゴを剥いたりして過ごす。日が暮れると息が白くなるが、焚火のおかげでちっとも寒くないわ。

夜も更けて薪を全部使い終わって、あとは寝るだけ。3シーズン用のシュラフにインフレーターマットで温かく快適。なんだか若いころに比べてえらく贅沢になった。こんな快適でいいのだろうか。

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2025.10.27

「Mr.ノーバディ2」

https://www.universalpictures.jp/micro/mr-nobody2

遊園地で戦争ごっこ!なんという厨二映画!
でもそのとおりなんです。仕方がありませんね。
感想といえばそのくらいしかありません。

この主人公のおっさんは、格闘技とか武器の扱いが特に優れているわけでもなく、あわあわいいながら結構殴られたり小指ちょん切られたりしてるのに、異様にタフでなんかいつの間にか最後まで立ってて敵は全滅っていう相当変な人です。まあそこが見ていて面白いんですけどね。
とうの立った奥さんも旦那の暴力的な性向を咎める一方で自分も最後の一番美味しいところで登場して敵のサイコなボスを仕留めたうえに決め台詞まで吐くというトンデモです。まあそこがいいんですけどね。息子は好感度高いです。これが本作唯一褒められるキャラクタ。まだ小さい娘は・・なんかヤバい大人になりそうな悪寒がします。爺さんはまあ程よい感じのサブキャラ。盟友の黒人は・・黒人に日本刀振らせるのはお約束か何かなんですかね? 斬鉄剣のような切れ味をスローモーションで見せるところがよかった。ラスボスはジョジョの奇妙な冒険に出てきそうなイカレ野郎(女)で、へんてこダンスで注目を集めようとして失敗してます。

まあ感想ってほんとそのくらいしかないんですけどね。

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2025.10.26

「ハウス・オブ・ダイナマイト」

https://www.netflix.com/title/81744537

緊迫感がよかった。たった15分で人類の運命を決める決断をしなければならないなんて。
映画としては、その15分をどんなに引き延ばしても30分くらいだろうけれど、これに携わる各層の人々、監視活動の部隊の現場、安全保障担当、国防総省、大統領、それぞれの15分間の行動を順繰りに見せていくことで、2時間たっぷり緊迫感を持続させている。

最初の現場レベルでは、マニュアルどおりの迎撃行動が成功か失敗かの緊迫感、それが過ぎると判断のレベルが上がり報復に備えた予備動作をすべきかという判断、そして最後には、報復を決断すべきか否かの緊迫感。これが連なって最初から最後まで緊張しっぱなしだった。見終わった後に疲れがくるタイプ。

もちろん、フィクションだからいろいろ誇張やあり得ない設定が入っているのだろうけれど、それでも、複雑になりすぎたシステムの脆さ、実効性の乏しさが浮き彫りになっていた。

そして、世界が貯め込んでいる核兵器の本質的な馬鹿馬鹿しさを、くっきりと際立たせてもいた。

「火薬の詰まった家」とはなんと皮肉なタイトルであることか。

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2025.10.19

「ワン・バトル・アフター・アナザー」

https://wwws.warnerbros.co.jp/onebattlemovie/index.html

最初に、これは作り物であるということはきちんと断っておく必要があると思う。というのは、爆弾テロの中心人物が、革命の英雄としてまるで正義であるかのように描かれていると見えるからだ。
たしかに一方で、身なりのいい白人純潔主義者たちのおぞましい振る舞いも描かれていて、それとの対比ではバランスが取れてはいるけれど、どっちもどっちで褒められたものではないのだ。

そんな中で、ひとつ興味深いセリフがあった。テロリストの一人が当局に捕まり、仲間の情報を差し出すのと引き換えに保護観察下で仕事を探して自分の稼ぎで暮らすことになったとき、監視役が「ようこそ、普通のアメリカ人の暮らしへ」と言ったのだ。作り手は本作が描く世界が、大多数の人々にとってはフィクションだということをわざわざ断っている。

それを踏まえたうえで、本作が描いているものはといえば、それはあたりまえに愛であり、ほどほどの暮らしの大切さだ。主人公の爆弾魔が、革命などより子育ての方が大切だということを、繰り返し言葉と行動で示している。この役にディカプリオを充てたのは大正解だった。爆弾魔でイクメンという一見矛盾した人物像を、理知的な表情を使って作り上げていた。ピントがぴったり合っていた。

そのお陰もあって、本作が言わんとする「多元主義」が見えやすくなった。自分の考えを枉げる必要はないが、そうであるなら、自分たちと異なる考えの人々の存在もまた、ある程度許容しなければならない。

白人レイシスト達のリーダーが秘密の会合の席で、彼ら(有色人種たち)が仕事をしてくれないと我々も困るという趣旨のことを言ったのはたいへん面白い。この映画は、対立する二種類の人々を、互いを殲滅すべき敵ではなく、不愉快だが共存することが必要な相手として見せているのだ。

また、作品の締めくくりには、若い娘が抗議行動に出かけようとする背中に、元爆弾魔が「ほどほどにしろよ」と声を掛ける。こんなほのぼのした革命一家があるだろうか(笑)。

それぞれのグループの中には極端に走る者もいて、彼らが引き起こす派手なアクションやバトルはエンタメとしての面白さだ。白人グループが豊富なリソースや情報源を駆使して主人公たちを追い詰める一方で、主人公側はその場その場で仲間たちの助力を少しづつ得て対抗していくのが、それぞれの特質を示していてたいへん面白い。

その面白さに目を奪われがちだが、要所々々のセリフを見れば、双方の中心にいる人間は、どちらも多元主義を認めている。


分断が煽られる米国で、こうした映画が時期を見計らって出てきたことに、アメリカという国の底力を感じたと言うと、ちょっと褒めすぎだろうか。少なくとも、ニュースメディアを通して伝わってくるイメージと少し違う、サイレントマジョリティの生活感覚が、ちらりと見えた気がする。

みんなそれほど政治に興味があるわけじゃないんだよね^^;

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