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August 2025

2025.08.31

「グラン・ブルー 完全版 4K」

https://movies.kadokawa.co.jp/le-grand-bleu/

私でも名前くらいは聞いたことがある、有名な映画。4Kということで見に行ってみた。
3時間弱という長尺にも関わらず、退屈しない。不朽の名作と言われるだけのことはある。緩急はあまりないものの、ゆったりしたリズムがまるで寄せては返す波のようで心地よい。昔の作品なので、俳優の演技には少し荒削りに見えるところもあるけれど、全体を乱すほどではない。

ジャック・マイヨールという人はそれなりに長く生きたので、作中の彼の友であり兄のようなライバル、エンゾのように、海の藻屑となったわけではないようだ。とはいえ、晩年は鬱を患って残念ながら自ら命を絶ったという。

してみるとエンゾという存在は、あるいは彼の本望を表しているのかもしれない。人間社会よりはイルカに親近感を覚えて、海底から海上へ戻る理由が見つけられないと言うマイヨールの本心を代わりに演じてみせた。

まるで関係なさそうだが、ふと、アイルトン・セナを思い出した。最後のレースとなったその事故で、ブレーキを踏んだ痕跡がないなどと言われていたのを、思い出したのだ。
人の世とは異なる世界を垣間見た人間の、定めなのだろうか。

などとつまらないことを考えてしまった一本でした。
演じているジャン=マルク・バールさん、深く遠くを見ているような掴みどころのない穏やかな風貌がたいへんよかったです。

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「愛はステロイド」

https://a24jp.com/films/loveliesbleeding/

原題は"Love Lies Bleeding"
直訳すれば、”愛とは血を流すこと”
登場人物たちはみな、愛を口にする。それぞれに異なる愛かもしれない。それを言うときの彼・彼女らの様相は、まさに「鬼」。

これが、2人3人じゃないのだ。主役の彼女たち2人だけでなく、地域の顔役の父親、彼女に懸想する女、普通のよき家庭人に見える姉、全員が、「愛」を口にしながら「鬼」の相貌を見せる。鬼気迫るとはまさにこのこと。

薬味のように登場するFBI捜査官の爽やかな笑顔がまるで異世界から来た桃太郎に見えてくる。

呪術廻戦の五条先生の最高の名言に「愛ほど歪んだ呪いはないよ」というのがあった。本作はそこだけ抜き出して煮詰めたような凄まじい映画。恐ろしい。いやさ面白い。

そうだな。落語でも「刃傷」と書いて「にんじょう」と読ませるけれど、洋の東西を問わず、愛とはそういうものという認識があるのは、たいへん興味深い。

そんな鬼たちの物語だが、最後は2人の鬼が鬼ヶ島を脱して、誰もいない砂漠のフリーウエイで一服などしているのが、連邦国家アメリカらしくてよいなと思いました。日本だったらどこまでも追い詰められずにはおかないところ、アメリカならこんな結末もあり得ると思わせるのが可能というのが羨ましい。

愛なんて言葉を滅多に口にしない我々日本人には、ちょっと刺激が強いけど面白い作品でした。

ハリウッド女優というと例外なく綺麗な歯並びだけど、本作の肉体マッチョ女を演じている人は、我々にも馴染み深い八重歯なのが好印象です。
それと、エド・ハリスとクリステン・スチュワートがいつもどおり、”らしさ”全開でよかった。

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2025.08.25

「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」

https://www.netflix.com/title/81498621

クラシック音楽は、聞く方も曲を全部知っている上で、それでも毎回聞いて感動したりするわけだけど、本作もそれに近いものがある。面白いしバランスがいい。ストーリーも山谷の作り方も何も新しいものはないけれど、全く退屈せず最後まで楽しめる。作り手の上手さが光る。

そして主人公も敵もアイドルグループという設定なので、歌が自然に挟まれるのだけど、これがいい。歌もうまいし曲もいい。ストーリーに沿った歌詞とメロディになっている。そのうえミュージカル的な要素も挟まれている。全体を通して作品にリズム感を生み出している。

そして、どろどろし過ぎずにあっさりしている。
ため息が出ます。これが韓国エンタメの実力か。実写だけじゃないんだ。

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2025.08.17

「ランド・オブ・バッド」

https://land-of-bad.jp/

昔の戦争映画は、地上部隊が不確実な情報や見込みに従って進んだり退いたりする決断を迫られる葛藤があった。でも本作にはそれはない。地上部隊は上空のドローンから見える戦況をリアルタイムで把握しながら、敵がいない進路を平穏な気持ちで進める。本当にそうなのかどうかは知らない。敵も偽装はするだろうから。

でも確かにドローンが戦争の形を変えつつあるらしいことは感じ取れた。敵味方ともにこういう戦術を採れるとなると、実際には一体どうなるのだろう。

そんな仮定をいろいろ吟味しながら、しかし火器を交えた戦闘場面となるとそのド迫力に圧倒される。たった1発のミサイルの凄まじい威力。情報によって誘導されながら最後の瞬間に解き放たれるエネルギーの狂暴さ。本作の魅力はその静と動との組み合わせにあるだろう。

そして同時に、情報を管理する後方部隊の官僚化と堕落も取り上げている。前線の舞台の緊張感と後方の弛緩が交互に描かれ好対照を成している。実際にはそんなことはないだろうと思いたいが、戦争が情報化されるにつれて、こうした傾向も強まらないとも言えなそうだ。

銃器の鈍く重い音、爆弾の威力の凄まじさ、昔の雑な戦争とは全く異なる精密な打撃、そういうものが見られる迫力のある映画でした。

まあヒーロー効果はちょっと目に付きますが、そこは映画なのでご愛敬。

 

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2025.08.16

「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」

https://www.mononoke-movie.com/

NETFLIXで見た。「第1章 唐傘」と同じく独特の絵柄とテンポと台詞回しで進む痛快お祓いエンタテイメント。

第1章を劇場で見たときは色彩の洪水に目眩がしたが、配信をパソコンで見るとかなり落ち着いて見られる。そのおかげがどうか、この第2章は内容がわかりやすい。

権力への忖度が生む悲劇。それが本作のテーマだ。こうなってくるとむしろ忖度を通り越して腐敗といってもいい。しかし当事者たちはそれを「忠義」と呼んで自分すら誤魔化している。

150年続いた政の形を守るというのが彼らの言い分だが、人権侵害も甚だしいというのが現代に生きる我々の捉え方だ・・・いや、そのはずだが。。。

と思って周囲を見回すと、この忠義という名の忖度、腐敗は残念ながら現代でもいたるところにある気もする。生殺与奪の件を他人である権力者に握られている組織人がどうしてもそうなりがちなのは、時代を問わないのかもしれない。

その腐れケガレを一刀両断する痛快さが、この作品のエンタメとしての定型のウリになっている。

さらに、その力は無条件に発動するのでなく、「形(かたち)」「真(まこと)」「理(ことわり)」の3つが腑に落ちるまで待たなければならない。退魔の剣を振るうには慎重に物事を見極め理非を尽くさねばならないのだ。それをしっかり守っているところに、自分もいつモノノ怪に堕ちるかもしれないという自戒の念が窺えてとてもよい。

今回は最後の理(ことわり)を知るのに時間が掛かった。そして、それが腑に落ちたときの言いようのない哀しみが、この作品の味わいだ。

たいへんよいものを見せてもらいました。第三章も期待したい。

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2025.08.15

「サンドマン2」後半

https://www.netflix.com/title/81150303

2の前半は、父と子とのすれ違いの歴史と、父の息子への愛を、そして愛ゆえに身の破滅を招く掟破りを描いて、神にも等しい力を持つ父なるサンドマンの葛藤と苦悩を滲ませた。

そして完結編となるこの後半では、今度はエンドレス達を生み出した父と母、タイムとナイトを登場させる。悩めるサンドマンは彼らの元へ赴き事態打開の方法を探るが、法を守りながら運命を逃れる道はないと暗に宣告される。それまで、運命は必ずしも一つではなく行動によって道は決まっていくと示唆され揺れ動いていた彼の心も、このときを境に微妙に変化したように見える。諦念だろうか。これまでは親の立場だったサンドマンが子の立場で考える場面となった。

結局、彼は自らの責任感から逃れることはできず、それが故にエンドレスー永遠の命ーに別れを告げることを密かに覚悟したのかもしれない。

残された時間で彼の成すべきことは、夢の王の地位と責任を継ぐ後継者を立て、自らの死に様を決めるだけだ。後継者の発現にロキの力を使い、紆余曲折はあったものの最大の伏線はみごとに回収された。しかしそれが理由で後継者の母の復讐心の的になり、復讐の三女神にまんまと乗じられることになる。

夢の世界に閉じこもっていれば、さすがの復讐の女神も手が出せないが、そこで事情を理解していない妖精の世界から最悪のタイミングで召喚され、ついに夢の世界の崩壊が始まってしまう。

このままでは、永遠の存在であるエンドレスすらも復讐の女神には敵わず命を奪われる事例を作ってしまうことになる。しかし、彼にはこれまで培ってきた多くの信頼と味方があり、Deathという慈悲深く義務に忠実な姉もいた。復讐の女神が遣わした破壊の化身を妖精の国の友が倒すことで、三女神は夢の国から消え失せたあと、サンドマンはデスの手を借りて自らの生に終止符を打ったのだった。

書いてみると文章が下手ということもあって、なんだかありきたりのお話に聞こえてしまうのだが、映像や台詞の行間に込められた様々な想いが去来して、お腹いっぱいです。

この作品の面白さは、出来合いの神話とは異なる、概念を抽象化したエンドレスという7体の存在を生み出したこと、その7体がそれぞれに名前に由来する領域を持ち管理していること、そしてその7つ、Destiny (運命)、Death (死)、Dream (夢)、Destruction (破壊)、Desire (欲望)、Despair (絶望)、Delirium (譫妄)が、人間的な感情を持ち、人間世界に干渉することで物語を紡いでいくことにあると思う。この7つの概念の設定が、ありきたりではないのも面白さの理由かもしれない。そもそもDreamというのが一風変わっているし、人格を持ったDeliriumとか、普通の神話にはあまり登場しないだろう。

印象に残る台詞もたくさんあって、長く思い出す作品になりそうです。

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「入国審査」

https://movies.shochiku.co.jp/uponentry/

面白かった。小品なのにここまでいろいろなことを凝縮できるとは!
実際の米国の入国審査がいまどうなっているのかはもちろん知らないのだけど、ニュースなどで聞く話を下敷きにすると現実味が滲んでくる。ほんとのところはどうなんだろうか。

本作では3つの立場の人間が描かれる。ひとつは、破綻国家出身で、何としてでも米国へ移住したい男。ふたつめは、地元でそれなりの暮らしがあっても、日常の不満を改善するために、惚れた男と一緒に米国移住もいいかな、という気持ちの女。そして最後は、押し寄せる移民に紛れて入国しようとする危険分子を見分けて阻止する役目を負った審査官。

女の心情は、平和な国に住む行幸を得た者としてはわかりやすい。行動に絶対的な論理があるわけではないが、まあそういう生き方もいいんじゃないか、くらいの気持ち。移住を希望する理由に嘘がないか見定めようと人権侵害も辞さない勢いの審査官と衝突する。が、基本的にいい人だ。審査官もそれはわかっていて、圧迫面接を寸止めして情を見せたりする。

審査官は、非情に高圧的だ。最初に「あなた方が入国できるかどうかは私の裁量にかかっている」などと宣言する。いやそれ変でしょ。裁量で決めていいはずがない。ちゃんとルールがある。でもこれは圧迫面接なのだと思って見ればそういうやり方もあるのだろう。彼らは移民の様々な在り様を熟知している。麻薬に関係していないか、移住してから親族を呼び寄せるのではないか、等々々。それらを短い質問を連続して浴びせる中に紛れ込ませてくる。答える方は正直に答えていれば何も恐れることはないのだが、裏があれば口ごもるだろう。それを審査官は見逃さない。プロなのだから当然とはいえ一般人にとっては嫌な相手だ。

さて、男の方は。私たちから最も遠い位置にいるのが、この男だ。審査官の尋問で次第に明かされていく身の上は、確かに同情したくもなる。ふるさとが、安心して住める場所でなくなってしまった者。複数のパスポートを持ち、中には盗まれたものもあったりする。自分の過去の女性遍歴について、連れの女に嘘をついている。何としてでも安住の地を得たい、そのために他人を道具として使うことも辞さない、そういう考えが随所に見え隠れする。それを短い質問であぶり出す審査官の手腕も見事だし、それを負い目と思いながらも投げやりにならず、立場を崩さずに堪える男の心情も察して余りある。

男が女に言った「君にはわからない。帰る場所がある君には」という台詞がずっしり刺さります。生まれた国が破綻してしまった彼には、帰る場所などないのだ。どんな手を使ってでも安住の地を見出さねばならない。きっとそういう立場の人が、世界中に大勢いるのだろう。

この男の露見した嘘を、不誠実と思いながらも、その立場に想いを馳せて、たぶん許した女の度量に拍手を送りたいです。ようこそアメリカへ。入国おめでとう。

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2025.08.14

信州行250814

朝4時。寝るのが早かったので自然に目が覚める。トイレに行こうとするとちょうどスマホのアラームが鳴る。テントの外へ出てみるとまだ真っ暗だ。ただ霧が出ているのはわかる。草津で味を占めたので、スマホを夜景モードにしてあれこれ撮ってみる。たいへん幻想的な画になる。ちょうどいい具合に傾いた樹が数本固まっていて、まるでマクベスの最後、森が動くシーンのようなおどろな気分になる。
しばらくすると鳥が鳴き始めて、夜の幻想は引いていくのだが、霧はかかったままなので、今度は明け方の幻想が訪れる。霧はたぶん地形の関係で毎朝出るだろうから、なんとも贅沢なことだ。ただ、霧の上の雲は相変わらずあるようで、曙光が霧に差す有名な光景は今回見られなかった。一瞬だけ日が差したときに見えたのだがすぐに薄れて、写真は間に合わなかった。瞼に焼き付いたのでよしとする。

涼しさも十分体に沁みて疲れもとれた(はず)なので、これで帰ることにする。飯山市へ出て寄り道はせず高速をひた走る。諏訪SAでちょうど昼時なので定番カツカレーなど食して給油してさらに走って東京へ帰ってきた。・・・暑い。

今回はテントとマットのテストなどもあって有意義だった。山歩きはしなかったが、歳を考えるとだんだん無理ができなくなる。次は秋にでも、少し運動を兼ねたツーリングにしたい。

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2025.08.13

信州行250813

キャンプ場の受付女子が昨日教えてくれたところによると、今日は晴れ予報らしい。起きてみると雲はまだ多いものの雨の気配はない。長期予報より1日早い。やった。やっぱりバイクだと晴れてる方がありがたい。

さてそうなると、今日は晴れプランA、つまり地獄谷野猿公苑経由カヤの平だ。テント撤収してGo!
まず近場のGSで給油・・だけど営業開始は7:45だとGoogleMapsが言うので、コンビニで今日の昼と夜のサンドイッチほかを買ってコーヒーをすすりながらスマホでニュースなど見て待つ。

数日前から草津白根の火山活動が活発化していて志賀方面へ行く道は通行止めになっているので、少し遠回りだが万座を経由していく。万座しぜん情報館というのがあったので見学。こういう豆知識が詰まった施設が割と好きだ。予定に縛られる旅ではないのでともすると1時間2時間と展示を読んでいたりする。

ここの掲示によると、本州のツキノワグマは北海道のヒグマと違って臆病でおとなしいそうだ。人の気配を察知して姿を隠すので、遭遇することは稀らしい。知らなかった。それからサンショウウオが結構いるそうで、きれいな水にしか棲めずあまり移動することのない彼らが棲息していることから、活発な火山活動にも関わらずそれに影響されない長期間安定した環境が万座にはあちこちにあるといえるそうだ。なるほどね。

外へ出ると来館者がそろって山肌の方を指さしている。噂をすればなんとやら、クマだ。スマホカメラの倍率をいっぱいに拡大しても黒い影にしか見えないが、動いているのを肉眼で見るとはっきりわかる。施設の人の話では、あのあたりに餌の樹の実があるのだろうということだった。
あとは、少し歩いて湯畑を見るなど。草津のに比べたらずっと小さいが、ここも湯量はたっぷりある。情報館で読んだところによると、草津と万座の温泉はどちらも同じ本白根山の熱水溜まりが元らしい。

万座を過ぎて横手山は止まらずに通り過ぎる。峠付近は濃い霧と雨。早めにザックからレインウエアを引っ張り出してしのぐ。何十年もバイクツーリングを続けていると、面倒でも小まめに雨具を着たり脱いだりする習慣がついている。山の天気はわからないので、ずぶ濡れになるリスクを避けるために自然に身についた。以前、関越で沼田方面に走っていたとき、とあるSAで休んでいると、猛暑日なのに微妙に涼しい空気の匂いがして、これは山向こうは雨だなと思ってギラつく太陽の元、人々の嘲笑うような視線を浴びながら雨具を着込んで出発したら、長いトンネルの向こうは土砂降りだったことがあった。備えあれば憂いなし。
人間、歳とると昔話を自慢げにしたがるそうだけど、これはやばいのきてるかもなー

なぜ11,12,13日の分がだらだら長いかというと、いまカヤの平の夜で、電波が届かずネットを見れずで暇だから。

横手山を過ぎると渋温泉・野猿公苑だ。駐車場から公園まで森の中を歩くこと片道20分。結構長い。以前来たときはもっと短かった気がするが・・

猿たちはあいも変わらず。到着したときは数が少なかったが、係の人が笛を何度か吹くとしばらくして山腹の樹々がざわついて猿たちが次から次へと降りてくる。人々のマナーもよいためか、ここの猿たちは人の足元を平気ですり抜けていく。全然怖がらない。それだけでも来るかいがある。来てよかった。

さて、あとはキャンプ場へ行くだけだ。カヤの平はほそい山道(舗装はされている)をずっと奥まで行ったところにある。電波は届かないしWifiもない。その代わりに牧場で牛が放し飼いになっている。キャンプサイトはその隣。受付で手続きを済ませると、ビニール袋に入れたお米1合をお土産にといってくれた。なんとありがたい。両の手で押し頂きました。

ここは明け方の幻想的な霧の風景が有名らしいのだが、前回は知らずに寝坊してしまった。今回はなんとか見てみたいものだ。

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2025.08.12

信州行250812

草津でもう1泊することにする。今回は日程的に雨模様なので、あちこち見て歩くのではなく滞留してのんびり過ごす。
ということで朝いちでまず白旗の湯へ。いや、熱いのは知ってますよ。入れませんでした熱すぎて。それでも入ってるツワモノがいるんだよなあ・・どういう神経なんだろうか。幸いもうひとつの湯船は腰くらいの深さまででぬるくしてあったので、それでお茶を濁しておいた。
草津にはここ以外にも無料で入れる公共の湯がいくつもある。地元の人達が手入れをしているのだろう。おかげで通りすがりでも気持ちよく湯をいただける。ありがたいことだ。
さて今度は西の河原へ行く。ここに来ると毎度のことだが草津の源泉かけ流しの贅沢さを思い知らされる。無尽蔵とも思える湯量と熱量があってはじめて可能な形だ。河原に点在する泉も随分綺麗に整備されてきた。以前、全国的に渇水だった年は、さすがに湯の勢いもなくて心配したけど、今年はたっぷりの湯量。他ではなかなかお目に掛かれない光景だ。

昼は大滝の湯に移動。ここはレストランが併設されていて助かる。ひもかわうどんというのは昔からあっただろうか・・新開発のような気もするけど、まあ美味いからよし。
ここの施設の宣伝に使われている写真はたいへん趣があってよいのだが、あれは女湯なんだろうか。男の私は知る由もない。といっても男湯の方も新しくできた部分は綺麗でよい。一方、昔ながらの地階の方は古めかしくていいのだが、入れる人数が限られるので、一番熱い湯船以外はあまり使わない。そして一番熱いのはやけどしそうに熱い。私は首までつかってから20秒が限界だ。入って動かなければ皮膚表面に少しぬるい層が形成されるのだが、出るときはこれが壊れるので、しぬ。

しんだので図書館に移動して、滞留の主目的「サンドマン」の後半一気見に取り掛かる。ついでにあれこれ充電も。
いやーサンドマン面白い。感想文は映画カテゴリーで書くけど、これ好きだわ。こういうのがあるのでNETFLIXはなかなかやめられない。

図書館の閉館時間になったので、裏草津という新しく開発されたエリアへ行ってみるも、すでに店終いの時間。アルコールは飲まないので、夜入れる喫茶店の類がほぼない。

キャンプ場へ戻って、サンドマンを最後まで見る。結末に大満足してぐっすり寝る。

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2025.08.11

信州行250811

テントを新調して最初のツーリング。行き慣れた草津を選ぶ。なんだかんだで温泉につかっていれば時間を潰せるのと、キャンプ場が安くてルーズなのがいいのだ。
関越でいくわけだけど、いつになったら首都高とつながるのかねえなどと内心毒づきながら下道を行くこと40分。ETCカード忘れに気づく。ガッデム。ここまで半分居眠り気味にちんたら来たが完全に目が覚めた。引き返してカードセットして同じ道を戻る。これが東名や中央なら家の近くで首都高に乗るときに気づくのだが。。結局1時間ほどロス。ただまあ目が覚めたのはよかったかも。高速に乗るのも久しぶりだから、シャキっとしないと。

それでもまだ朝6時だから急がない。高坂でガス補給。上里のスタバでコーヒー。レジャーの開放感があるのか、家族連れの会話も賑やかで聞くともなしに聞いていると面白い。三世代の家族の話題は結構高度な時事問題も挟みながら日常の話題も豊富。中でばあばの発言だけちょっと浮き気味だけど、みんな優しくスルーしている。いい家族だなあ。ところが席を立つ段になって、とっちらかった椅子の家族全員分を元通りにしていったのは、高度な内容の会話についていけてなかったばあばだけだった。
まあそういうもんかもね。普段好待遇を受けている人ほど、自分の後始末をすることに慣れていない。

上信越道に入って横川SAで再度給油。小ぶりなSAだけどドトールと隣合わせでフラワーガーデンとかあって目新しかった。仕事メールが来ているのに気づいてコーヒー飲みながら対応する。chromeBookでの仕事環境に慣れるのもここしばらくの課題なのでちょうどよい。

高速でのんびりしたので、降りたらあとは一直線に草津を目指す。キャンプ場到着、テント設営で身軽になったら温泉だ。御座の湯という比較的新しいところで汗を落として本日デイタイムのミッション終了。なにしろどこも夜が早いので残念。電源とWifiを借りた図書館も16時半で閉まるので、そうなるとキャンプ場に戻るくらいしかない。

ただ、今回はテントと同時に新調したマットを試すという楽しみが残っている。横になってみるとこれがたいへん具合がよい。高いだけのことはある。この歳まで500円くらいの発泡スチロールのロール1枚巻きで済ませていたのだが、このインフレーターという自動膨張式のマットはまるで別物だ。家のマットレスと変わらない寝心地。おかげでぐっすり眠れた。テントの方も本降りの雨でも何も問題なし。ただグランドシートはもっと小さいのに換える必要がある。はみ出した部分から水が入るとさすがにまずいことが経験としてわかった。

夜中、トイレに起きてみると雨は止んでいて雲が厚く薄く掛かっている。ふと思いついてスマホの高機能カメラを夜間モードにして取ってみたら味のある画になった。天気が悪いと星が見えないから空を見ても無駄と思いがちだが、よく観察すれば何にでも面白さはあるものだ。

それにしてもこれ、全然旅行記になってないな。明日からはもっとシンプルに書きたい。

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2025.08.10

「ジュラシック・ワールド/復活の大地」

https://www.jurassicworld.jp/

ジュラシックシリーズはあくまでも恐竜が主役であってくれと思っていて、だからこの作品の予告や宣伝を聞いて、私の期待するものとは違う気がしていた。配役もあまり顔の知られていない実力派を当ててほしかったのに、超有名な2人をもってきて、これは嫌な予感がするぞと思っていた。

で、見てみると、やっぱりそうだった。どちらかというと人間ドラマが本筋になっている。もちろんスピルバーグが噛んでいるのだから、すごく上手い。そしてエモい。でも恐竜の方は・・よくできているのは確かだけど、なんというかこう、原初の死の恐怖が形を成したという迫力が欠けている気がした。小さくて可愛く見えてもそいつは恐竜であって油断のならない哺乳類の敵だ、という恐怖がなかった。
映像はもうすごくよくできているのですよ。巨大さも、遺伝子をかけ合わせて作られた醜く恐ろしげな姿も。でもね・・・
ディズニーのアトラクションのような過剰な演出がちょっといただけない感じでした。

とはいえ、最後に戦利品をどうするか聞かれた主人公が見せた表情は、逸品です。このストーリーなら、やっぱりスカヨハで正解だった。

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