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2025.07.20

「劇場版「鬼滅の刃」無限城編  第一章 猗窩座再来」

https://kimetsu.com/anime/mugenjyohen_movie/

もうね。猗窩座が主役ですよ。その哀しい身の上を聞けばなおさら。
もちろん炭治郎も無我の境地みたいのに開眼するし、痣発現する人もいたけど、それを引き出したのは紛れもなく猗窩座の圧倒的な強さ。
そして、負けを自覚した後の潔くも壮絶な幕引きの仕方。誰しもこの漢、猗窩座に涙するでしょう。

とはいえ、ちょっと引っかかるものもあります。
かなりの部分が登場人物の過去語りで、合間にアクションが挟まるという形式。しかも複数の場所で展開される対決が折り重なっていて、それぞれが異なる身の上話を伴っている。お話を駆動しているのは、ストーリーというよりむしろ彼らの来歴。あっちもこっちも身の上話でまるで人生相談所に迷い込んだような。。
こういう作品を映画と呼ぶべきなのか迷います。もちろん、原作を通して見れば、一大絵巻であるだろうことは想像がつくのですが。。

特に違和感を感じたのは、猗窩座の身の上話の部分。大スクリーンの前の大勢の人々が固唾をのんであれを見守るのはなんだか落ち着かない。感情の深いところを抉ってくるので、大勢がいる場所だと人目が気になって十分楽しめない。ひとりでこっそり小説として読んだりする方が体験としては純粋になるのではないか。

そんな風に思いました。

言うまでもないことですが、作品としての出来は最高です。

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