「JUNK WORLD」
https://junkworld-movie.com/
「JUNK HEAD」を見たのは2021年だから3年前・・・内容はさっぱり覚えていない、というかストーリーはこの作品では副次的なものに過ぎない気もする。なにしろその時の感想文を読み返してもさっぱりわからないw
http://hski.air-nifty.com/weblog/2021/04/post-b9fabc.html
ただ、イマジネーションの凄さに圧倒されたことだけは覚えている。全編が謎と怪奇と諧謔と低俗に満ち溢れていた。見ているこちらは、それらを種にして自由にイマジネーションを膨らませることができた。そこが最大の良さだった。
本作にもそれは受け継がれているものの、どちらかというと安定している。前作のような行き当たりばったりな展開ではなく、考えた筋書に沿って作られている感じ。相変わらず驚きの展開があるけれど、個々のシーンでのキャラクターの動きはある程度予想がつく。
それでも、あの円らな瞳の無力な人形が、千年の時を超えて準備を整え帰ってくるひたむきさには感じるものがある。無力で即物的な世界に並行して存在する、目的意識に貫かれ進歩と研鑽を怠らないもうひとつの世界。見た後でじっくり振り返ってみると、この二つの対比は刺さります。
この第2作目でオドロオドロした世界像が後退して、三作目の完結編はどうなるのか、期待が高まります。
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