「サンダーボルツ」
https://marvel.disney.co.jp/movie/thunderbolts
フローレンス・ピューを見るために行くようなところはあって、実際、彼女の見せ場がたくさんあったのでその点は満足です。
私はシアーシャ・ローナンが好きで、その線で「ストーリー・オブ・マイライフ」を観たのですが、そこでフローレンス・ピューを発見したわけです。他の3人とは段違いに輝いていましたね。役柄のせいもあるかもしれませんが。
さて本作はというと、そのピューが今後のマーベル映画を引っ張っていく顔になるお披露目のようなものなんだろうかと思っていました。が、作品としてはあまり高い評価はできません。何が足りないのかと考えたのですが、むしろ何が過剰かを考えるとわかりやすいです。
お話は、ある一人の超人の暴走を中心に展開するのですが、彼の外向きのパワーは法外で、サンダーボルツの面々では歯が立ちません。そこで彼の内面に侵入して説得工作を行うわけですが、そういう展開は正直言って面白くない。おまけにそれが長い。アクションでこの部分を表現しようとしているのはわかりますが、あまり見ていてワクワクするものではないです。
そういうわけで、MCUの先行きに暗雲が垂れ込めているのを見てきた感じがしました。エンドロールの後のおまけが「4」なので、なおさらです。マルチバースは失敗だという意見もある中で、ほかにいい手も浮かばずにずるずると続いていきそうです。
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