250430箱根行
今日は最終日のつもり。昔のようにがつがつとあそこも行こうここも行こうという気持ちが消えているので予定は延長しない。どこかで充電してから箱根を超えてもうひとつくらい温泉に浸かって帰ろうというくらいの見通し。
ところが充電できる場所が見つからない。昨日のイートインのコンビニがどこだったか覚えてないのだ。Mapsでコンビニの場所を出して回ってみるのだが、どこへ消えたのか見つからない。最近のGoogleは地図で検索しても全部出さない、というか縮尺によって出たり出なかったりすることが多く使いづらい。まあユーザーも贅沢になったものだ。
仕方なく大きな市街地へ出ることにして、三島市を目がけて南下する。結構な時間をロスしてしまった。三島駅前はバイク侵入禁止で、嫌な予感。幸いタリーズがあったのでコーヒー飲みながら充電祭り。私のような風体は珍しいのか、そこはかとないdenyalの空気も感じるが、都会のような無関心でないのはいいことかもしれない。スタッフに外国人がいないのも地方都市ではまだ普通なのだろうか。ツーリングの汚い恰好で店の雰囲気を壊して申し訳ない気持ちもあって高めのメニュー注文でバランスを取っておく。昔に比べると自分、随分良心的になったな(笑
ここからは国道1号をひたすらいけばあっさり箱根八里越えられる。途中三嶋神社の横を通るが今回はパス。頼朝が最初に挙兵した(そして負けた)由来のある神社だ。新緑がまぶしい広い境内が目に入った。坂をずっと上っていくと、三島スカイウォークというのがあって寄ってみる。絶景の富士を吊り橋の上から眺められるのだ。今日は雲一つなく素晴らしい景色だった。吊り橋の向こう側はアウトドアパークがあって、いろいろ面白そうなアクティビティがあるのだが、おっさん一人で挑むのは世間体もあるしやめておいた。
ロングジップスライドというのは渓谷に差し渡したロープに滑車を掛けて、高低差を使って豪快に渡っていくアクティビティで、吊り橋の上からこれを見物できるのだが、すれ違ったカップルの女性の方が「あれはやらないからね」と連れに釘を刺しているのが微笑ましかった。あれ、男の子ならやりたいよねえ(笑
見物も終わったし、残りの上りを終わって芦ノ湖畔に出る。観光地価格のワカサギフライ定食を湖を眺めながら食べる。ここのワカサギは宮中への献上品だとかで、ワカサギのことを公魚と書くそうだ。まあ食べてみると普通のワカサギでした。
ここからは国道1号を離れて旧東海道を下る。途中、箱根細工の店が並んでいる。駐車場のある1軒に入って箱根細工のマグネットを土産に買う。子ども達が目ざとく見つける様子が思い浮かぶ。
ずっと下ってきて、今日の目的の日帰り湯「湯の里おかだ」に立ち寄る。道よりさらに低い渓流沿いの狭い敷地に建て込んだ昔風の温泉地だ。反対側の斜面を登ったところに日帰り湯がある。屋内の湯船はひとつだけで、ほとんどが露天だ。外国人もいて、入り方がわからないようだった。最初、サーフパンツを履いてうろうろしていたが、周りを観察してパンツは脱ぐらしいとわかったようだ。次に湯に足先を入れて見るのだが、熱くて抵抗があるらしく、入れないでいる。あちこちの湯船を回っても入れそうなところがなく、打たせ湯にチャレンジしてみることにしたようで、そこからはだんだん慣れていった。日本人も海外に行けばいろいろチャレンジの連続なんだろうな。。あとでわかったのだが、日本人女性のグループと一緒だったらしい。風呂の入り方は・・教えてもらえなかったんだろうな(笑
もうすっかり満足して、あとは帰るだけだ。高速に乗って1時間ちょっとで東京。近いなあ。1泊くらいの予定でもっとちょくちょく来てもいいのかもしれない。久しぶりの箱根でした。