240813甲信行
●3日目
朝起きるといまにも降り出しそうな曇り。涼しいのは助かるが、このまま真っ直ぐ帰るのもなんとなく物足りなさを感じて逡巡していて閃いた。この涼しさならふもとっぱらが丁度いいのでは! かねて気になっていたところだし、南下して東名で帰る道筋だし言うことない。これで決まり。
中央道に乗って甲府南まで下り、あとは精進湖目指して山の中を走る。山の日陰はさすがに涼しい。精進湖に出てみると、あっぱれな晴天で暑い。目論見がはずれてふもとっぱらも暑いだろうな。。でももう予約したし行くだけ行こう。
到着してみると、まあ広いこと。噂には聞いていたが素晴らしい解放感。わずかだが木陰もあったので、そこに設営する。車の人たちはクーラーもあるのだろうか、野ざらしの暑そうなところに、富士の景観重視で展開しているが、こちらは日陰優先でいく。どちらにせよ昼間大気が揺れ動いている間は、富士山はたいてい雲に覆われていて見えないだろうから。
それでもほんの一瞬、山頂の雲が晴れて見えることがある。そういうのに偶然行き合わせて写真をとっておく。ものの5分も経たないうちにまた雲が覆ってくるから、構図などはあまり選べないが、まあまあ満足のいく写真がとれた。来た甲斐があった。
このキャンプ場は17時以降は車の移動は禁止だ。たしかにこれだけ大勢いると、早い時間に車を止めないと大混乱するだろう。それ以外にも音楽禁止とかいろいろあって、どれも頷けるものばかりだ。来場者も弁えてよくルールを守っている。
食堂の建屋は天井高く、のっぱらと遠景の富士山に面した妻側が全面ガラスになっていて、スイスかと錯覚するようなナイスな空間になっている。この食堂で昼飯を食べてまったりする。鹿と豚のハンバーガーや鹿肉の竜田揚げなどちょっと変わったメニューを試す。竜田揚げはそもそもみりん味なので肉は何でも同じ。ハンバーガーの方はちょっと変わった味がする。ここも食べ物の注文は17時までなので、夜用にソーセージとフライドポテトを持ち帰りで買っておく。ここは自炊する人がほとんどだから、夜の食事は出ないのだ。日が暮れるとあちこちに明かりが灯り、少し離れて広いキャンプ地の全景を振り返って見るとたいへん幻想的だ。こういうのは他ではなかなか見られない。また秋にでも来てみたい。
夜は涼しく騒ぐ人もいないのでぐっすり眠る。本当に皆マナーがいい。
明け方4時半頃トイレに起きる。既に空は微妙に明るくなり始めていて、富士の山体が黒い影として見えている。空気が静まっているせいか雲もない。キャンプ地の突端に座って、少しづつ明るくなっていく富士山を飽きずに眺める。結局6時半頃までに何十枚も写真を撮る。刻々と色合いが変わっていくのを眺めて過ごした。
ここの水は毛無山から取っているそうで、冷たくて目が覚める。ウォシュレットも気持ちよくて最高でごさいました。
朝の車移動解禁は17:30。それまでにテントを撤収して、ぼんやり風景を眺める。朝のコーヒーを淹れている人、フリスビーで遊んでいる人、昨日の続きで池で魚を探している子供たちなど、思い思いに過ごしている。ただ広い、ということが多様な風景を生み出している。
時間が来たので出発。十分満足したので、これでもう直帰する。南へ少し下って新東名に乗って東京へ。
今回は天気に恵まれて快適だった。どんなツーリングでも、瞼に残る一瞬があるものだけれど、今回はそれがいくつもあってよかった。体力が許す限りツーリングは続けたい。
それにしても東京は相変わらず暑いな。なんとかならないか。










