「ザ・ウォッチャーズ」
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シャマランの作品は割と好きで、あったら見に行くのですが、この作品は彼の娘さんの初監督作品だそうで。プロデューサーになっている父シャマランのテイストを受け継ぎつつ、恐ろしくもちょっぴり美しいお話に仕上がっています。この美しい、というところが本作の肝で、年配男性には面映ゆくて作りづらいところがあると思うのですが、娘さんは自由に羽を広げてくれてうれしい限りです。
どこが美しいか。以下ネタバレです。
本作には長めのエピローグが付いているのですが、実はこの部分が、物語を締めくくる重要で不可欠なパートになっています。もし前編だけだったら、単に歴史の光と闇に想いを馳せるホラーのままで終わっていたのですが、この後編とでも呼ぶべきエピローグでは、古の妖精がそのテリトリーを抜け出して現代の町に紛れ込んだことがわかり、主人公に静かな危機が襲い掛かります。
この静寂のクライマックスが、なぜか美しく感じられるのが不思議です。この妖精が人との混血であることが、両者に共通した醜さと美しさを同時に思い起こさせるのか。それとも、謎と醜さと恐怖の前編との対比で、相対的に美しいと錯覚させられるのか。
このエピローグ風の後編があることで、本作が非凡な何かを生み出したことは間違いありません。原作の力だとは思いますが、それを逃さず引き出している作り手の技量でもあるのでしょう。いいものを見せてもらいました。
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