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2024.04.20

「REBEL MOON パート2 傷跡を刻む者」

https://www.netflix.com/title/81624666

パート1は期待したほどではなかったけど、今度は前よりいい出来だった。ザック・スナイダーは短編アクション映像作家みたいに思っていたけど、今度は長編人間ドラマもそれなりに盛り込んではいた。ただ、暑苦しくて大袈裟で長すぎる割にステレオタイプかつ説明的台詞多すぎではあるけれど。暑苦しいのはまあこの監督のウリだから、これでいいのか。

戦闘シーンで、爆弾で吹き飛ばされる人が塹壕に転げ落ちるときに大量の土砂が降り掛かってくる描写とかは、リアルな戦争映画以外ではあまり使わない「汚い」映像だと思うけど、そういうものも使って盛り上げてました。300の綺麗で暑苦しい映像からは様変わりしてます。

うまいなと思ったのは、主人公の過去を明かしつつそれを次作以降を続ける強力な動機付けにくるりと変質させたこと。それを一言で。あ、やられたという感じで、よくわからないうちにこのシリーズが続くのは当然だと納得させられてしまいました。

ということで、次回に続きます。映画の様式ではあるんだけど、なんだかドラマのような続き方になりそうです。

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