「三体」
https://www.netflix.com/jp/title/81024821
全8話。NETFLIXで。
三体ってそういう意味だったのか。それをビデオゲームの形式で見せてくれるのがなかなか面白い。小説は読んでいないけれど、独創的な感じがある。それはたぶん時間感覚の扱いにあるのだと思う。人類の進化のスピードと三体人のそれとの違い。三体人が太陽系に到達するまでの400年というタイムラグ。そういうことがお話の基礎に組み込まれていて、あらゆるエピソードがその独創的な影響を受ける。
ただ、面壁人というのが何なのか、少しわかりにくかった。一気見したので、終わりの方は少し居眠りしていたせいだと思うのだが、巻き戻して拾い見してもよくわからない。仕方がないので小説のあらすじをネットでざっと見てわかった。ここはⅡに続く重要な基礎になるはずだから、もう少しじっくり扱ってもよかったのだはないかと思う。
それから、人間ドラマが少し余計というか煩い感じがした。それが三体人との決定的な差異として後半に効いてくるなら話は別だが、それがまだわからない。草食系研究者で癌末期の彼が脳だけの存在になって飛んで行ったあとどうなるのか、そこは気になる。やっぱり小説を読んだ方がいいのだろうか。
本作はたぶん小説のⅠの部分だろうけれど、続きも楽しみ。