「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」
https://wwws.warnerbros.co.jp/wonka/index.html
バランスが良くて引っ掛かりが少ない、誰にでも楽しめるファンタジー。言ってみれば優等生的な作品。前作はほとんど覚えていないが、チョコレート工場の主はもっと毒と癖のあるキャラクタで、ジョニー・デップにぴったりだと思った記憶はある。
それに比べると、本作の主人公はいい人すぎる気もするけど、まあお話の組み立てからすればこの方がいいのだろう。こちらはティモシー・シャラメがまさにぴったり。
内容は、世界を変える気概に燃える技術オタクの人の好さに惹かれて仲間が集まり、理不尽な妨害を仕掛けてくる悪徳商売敵とその一味に打ち克ってそれぞれの夢と幸せを実現するというお話。絵にかいたような定番だけれど、チョコレートというネタでこれほど様々な仕掛けを繰り出してくるとは思わなかった。大きな見どころになっている。
風変わりな小人を絡ませて一本調子を避けているのもいい。
家族連れで見に行ける、手ごろなクリスマス映画といったところでしょうか。