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2023.05.18

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」


https://marvel.disney.co.jp/movie/gog-vol3

最高な傑作でした。

「スーサイド・スクワッド」で、映画つくるの上手いなと気になっていたジェームズ・ガンですが、それを上回る最高の映画を見せてくれました。ひょっとしてこの人、群像劇の名手なのかもしれません。

実は、過去のツイートの咎で一度は本作の監督を解雇されたところ、出演者たちや一般の映画ファンの復帰を求める運動で返り咲いたという経緯があったようです。そのためかどうか、シリーズの過去作よりさらに上の熱量が感じられる力作でした。

といっても、変に力んでいるわけではなく、多彩なキャラクタやこれまでの多くの物語を材料に、ロケットの過去を縦糸に据えて、巧みに捌いた、おいしく料理した、という感じの仕上がりです。上手さが随所に光っています。

この監督がいいなと思うのは、目配りの確かさがあるからです。本作に登場するどのキャラクタにも、その特徴、長所を生かした見せ場があり、しかもそれにとどまらず、ドラックスのように意外な一面を露出させて、シリーズ最後にふさわしい心温まる空気をつくっています。ネビュラがドラックスに手向けた最後の言葉は感動的。言われた方も嬉しかったろうと思います。

そして、それらたくさんの要素のさりげない配置の見事さ。こういう流れるような捌き方は、力みがある作り手にはできない芸当で、なにげなく作業をしながら傑作を生みだす達人と言っていいでしょう。

なるほど、DCのトップに引き抜かれるだけのことはあります。
これからもいい作品をたくさん見せてほしいです。

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