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2023.05.22

「ワーキング 〜社会を創る、"働く"の景色」

https://www.netflix.com/jp/title/81130576

NETFLIX、全4話
有名な映画俳優を使って探検させたりするジャンル。なんとこのほど元米大統領を引っ張り出した。

作品としては少々まとまりがなかったけど、同じ働くといっても様々あることをうまく映し出してはいた。そして米社会の階層化とディスコミュニケーションについても。

そういう層を横断できるレポーター兼アンカーとしてバラク・オバマを担ぎ出したのはポイント高い。まあ、デリケート過ぎるところには登場しない立ち位置であっても。

米国社会の最底辺から上層までのそれぞれを、4つに分割して見せている。

1、2話では最底辺とその次くらいをレポートしていて、彼がつくったメディケイドも直接関わるような話が出てくる。何度も繰り返し描かれるのは、労働組合の重要性だ。それがあるから、労働者は労働に見合う収入を得られるという主張が色濃く盛り込まれている。

3話目では米国の2番目の階層として人口の1割弱を占める人々を取り上げている。この層は親から受け継いだそこそこの資産に乗っかって比較的安楽な暮らしを営んでいるのだが、オバマはそこに批判的な視線を向けている。

そして4話目ではタタグループのトップを取材し、その層の人間の仕事に対する義務感を持ち上げている。

ちょっと毛色の変わった、でも面白い作品でした。

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