「ナイブズ・アウト: グラスオニオン」
https://www.netflix.com/title/81458416
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ダニエル・クレイグを看板にしているので、一応見るのだが、一作目と比べるともうひとつ。基本的に権力者や金持ちの悪事を世界一の探偵の力を借りて庶民が暴くカタルシスといったあたりがシリーズのコンセプトのようなのだが、本作のやられ役の金持ちは頭も悪いし行動もずさんだしで、見るに堪えない。悪役が強く緻密で周到であればあるほど面白くなるタイプの作品なのに、その基本が弱い。
まあ、時間があったら見てもいいか、くらいでしょうか。
ただ、ちょっと面白いことがひとつあって、本作にはこの似非金持ちの次なる大儲けの種として個体の水素燃料が出てくるのだが、欧米の人間が水素エネルギーをなんとなく敬遠しているのが感じられたこと。ひょっとするとヒンデンブルク号がいまだに社会全体のトラウマになっているのかもしれない・・んなわけないか(笑