「エノーラ・ホームズの事件簿2」
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1に比べるともうひとつ。初々しさが薄れて真価が問われるといったところ。この種の探偵ものは謎解きがわざとらしくご都合主義が多いので、そこは初めからあてにしていない。本シリーズではホームズっぽさの上に活発な若い女性が主人公という皮を被せて、今に連なるフェミニズムっぽさを出すところが売りだが、そこはある適度できている。母親が結構過激な結社に属していて、娘の危機には実力行使で支援するという安全装置があるのは、話の都合上当然ではあるけど、そこが少し面白さを削いでいるようにも見える。シャーロックやマイクロフトの出る幕がないじゃないか(笑)。
終盤にきていろいろな悪人や役人が入れ代わり立ち代わり現れては天罰をくらう展開がかなりドタバタしていて説明的過ぎて練りが足りない。ミリー・ボビー・ブラウンさんの小生意気な小娘っぽい役作りも、今回は少し老けて見えてしまっていていまいち。
ということで今後は微妙な感じ。
ただ、ホームズの宿敵モリアーティが初登場でしかもこれが超意外な人物というのは意表を突かれました。てっきりロンドン警視庁の偉い奴がそれだと思っていたので。そこはちょっとよかった。
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