「攻殻機動隊 SAC-2045 シーズン2」
NETFLIX シーズン2全12話
もうほとんど惰性で見ている。パターンもかなり型にはまっていて、特に面白さもない。
不可解な事件が起きる→電脳ハックが疑われて錯綜する背後関係から犯人を割り出す→政治的な横やりが入るが荒巻と素子でなんとかする→実働部隊の派手なバトル→新犯人は広大なネットに逃げることが多い
みたいな感じ。
今回米軍がやたらと出てきて、強いやられ役を演じていたのは多少新しいか。
素子と同性能の全身義体が9課の新メンバーとして登場したのもまあ新機軸なのかもしれない。ただ、こいつにはゴーストがない。
ゴーストがないのに人間らしい感情を持っている(ように見える)のは少しご都合主義なんじゃないか。
その新メンバーと素子だけが、Nの影響を受けなかった理由というのがふるっていて、新メンバーはゴーストがないからだが、素子の方は現実と夢の落差がないから、なんだそうだ。メスゴリラの面目躍如w
最後の方はちょっと話が急に大きくなりすぎて消化不良だった。9課のメンバーが次々斃されたのはこれまでになかった危機で、これは部隊崩壊かと思ったのだが、最後は夢オチなのかどうか。曖昧でよくわからなかった。何かもうちょっと面白く展開させる可能性はあったかもしれない。
このシリーズは現実に追いつかれてしまって随分経ったけれど、なかなか新味が出ない。仕方がないんでしょうね。
« 「死刑にいたる病」 | Main | 「犬王」 »