「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
かわいい魔法動物たちの活躍を見に行ったはずなのに、ジュード・ロウとマッツ・ミケルセンのおっさんずラブをたっぷり見せられた感じです。まあ、ダンディでかっこよかったからいいんだけど。
おっさん達にも若者時代があり、恋も友情も葛藤も闘争もあったという考えてみれば当たり前のことを、この作品はきちんと捉えています。そのうえで、表に出る華々しい活動は若者たちに譲り、おっさんになった自分たちはもっと深いところで闘っている。そんな印象を与えます。
話の流れはあまり秩序だっているとはいえず混乱気味です。未来が読める悪の魔法使いを混乱させるのが目的の行動なので、一種の陽動でしょうか。その間、切り札の魔法動物の子供は目的通り温存されるということだけで乗り切ってしまっています。
実際そのとおりで、登場人物たちの行動に意味を見出そうとすると見ている方もわけがわからなくなりますが、気にせず魔法合戦を楽しむのがよいでしょう。
派手な立ち回りも十分あってよかったんじゃないでしょうか。
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