「Coda コーダ あいのうた」
評判通りの良作。
可能性ある若者が才能を生かせる道に進もうとするも、周囲の無理解や、やむにやまれぬ事情で諦めそうになるところを、支援者の働きや本人の努力で、最後は行く道の切符を獲得するという黄金パターン。
見慣れたストーリーだが、この父、母、兄、師、そして本人のキャラクタがとてもよい。それが全てといってもいい。基本的に陽性なのだ。
加えて、本人に歌の才能があるにも関わらず、家族は皆耳が聞こえないという、あざといほどの無理解の設定が効いている。それが小さな町のコンサートで観衆の反応を目の当たりにして誤解が解ける様子が感動的。無音のシークエンスの挿入も上手い。
そして作中の歌の力。
言うことありませんね。
後味のよい、素晴らしい作品でした。
エンドクレジットで流れる歌がまたすごく内容にマッチしていて最高。
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