「ミューン 月の守護者の伝説」
素晴らしいイマジネーションと造形。
定型のようでありながら独自性を感じさせるストーリー展開。
昼と夜とその中間を表すユニークなキャラクタ。それぞれの特質と役割の振り方もいい。夜の方が複雑で繊細で物語の主軸を成しているが、昼の方の絶対的な力も不可欠だ。
そして、中間を表す存在。このキャラクタの、一見役にも立たないように見える在り方と、運命的で悲劇的な役回りがとてもいい。このおかげで、作品は単純な二元論的世界に陥ることなく物語の独自性が生まれている。
作り手の才能を強く感じさせる良作でした。アレクサンドル・ヘボヤン。。覚えやすいなヘボヤン。
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