「劇場版 呪術廻戦 0」
いかにも日本的な精神性を下敷きにしたよくできたブロックバスター映画、てとこでしょうか。前半は人物紹介と伏線張りを兼ねた小物退治、後半は怒涛のアクション。締めくくりはくさい台詞で、ここだけはずっこけましたが、そこがいかにも日本的。声は碇シンジ君だし、敵役はX-menのマグニートーだし、まあそこそこよかったんじゃないでしょうか。
五条先生の持論の披露は見るべきものがあったけど、結局この作品の背骨になっている現象はそれとは違うことがわかって少しもやもやしますが、代わりに種明かしで明らかになる名前におおっとなるのがよいです。観てないと何のことかわかりませんね。それでいいのです。
スタッフロール後の次回作へのフックはてっきり大手町の首塚かと思ったらさにあらず。なんと海外。それもインドか東南アジア。これはまた一味違う面白みが出そうです。