「Mr.ノーバディ」
いい人になろうと頑張ったけど、善人が馬鹿を見る世の中に堪忍袋の緒が切れて悪人どもをぶちのめしてスカッとするタイプの映画。まあそんだけなんだけど、本作には、暴力装置である実力組織のエリートだった人間が、その力を存分に振るう誘惑に勝てずに爆走するという設定が織り込まれている。世のため人のためというより、暴れたいから暴れる、というアメリカンマッチョな物言い。悪役はいつもどおりロシア人。今回はアフリカ系も入っている。問題を起こしてもどこかの偉い人が後始末するので心おきなく暴れられる。
ということで、スカッとしたい人にはいいかも。
いやまあ、アメリカ怒らせるとただじゃ済まんぞという警告かもしれんけど。