「6アンダーグラウンド」
なんだか古臭い正義感とええ恰好しいに満ちたキザな必殺仕置き人映画だけど、アクションはスンゴイよかった。冒頭から長々と続くカーアクションはそれだけでお腹一杯です。この部分がドタバタなチームメンバー紹介にもなっていて洒落てる。
んで、このカーアクションの中心にいる凄腕ドライバーが、なんとそのアクションのシークエンスの最後に死んでしまう。そして、彼の後のメンバーをスカウトするところから、映画は本編に入っていくわけだけど、その新しいメンバーはドライバーではなくスナイパー。
象徴的だと思うのは考えすぎだろうか。結局、一般道や美術館の中で車をいくら華麗に走らせたところで、遥か遠方から標的を打ち抜く狙撃銃ほどの役に立つわけでもないと、作り手は言っているかのようで、その点には同意します。
この冒頭のアクションのほかに、キーマンを拉致する部分と、最後のクルーザー内のバトルアクションが、3つのヤマバ。いずれも堪能しました。
マイケル・ベイって映画つくるの上手いじゃないの。失礼ながらトランスフォーマーとか見てると下手なのかと思ってしまうけど、そんなことなかった。
でもあまりに思わせぶりなシーンが多過ぎて、こんなのシリーズにされても見に行くかなあ。1本だけで十分食傷気味ですw