「The KING」
どの王様かと思って見てみたらヘンリー5世でした。
作中では戦いが嫌いな放蕩息子という設定だけれど、実際は正反対の、政治、戦争に長けた人だったらしい。といっても、シェイクスピアはじめいろいろな解釈があるそうだから、まあこれはこれで、そのうちの一つなのだろう。
作品としては、例によってアジャンクールの戦いを山場にしたお話で、英国人にはお馴染みの胸のすく話とい見える。我々にはさして面白いわけではない。当時のフランスの内紛と絡めた策謀の方を、本当は見たいけれど、そういうのはなかなか映画としては成立しづらいのだろう。致し方ありません。