「嘘八百 京町ロワイヤル」
昨年の正月公開された1を見て、これは初笑いにうってつけの映画だな。毎年やってくれるといいなと思ったのでした。そうしたら、今年も三ヶ日ではないけれど正月ぎりぎりで新作が来た。嬉しいです。
中井貴一と佐々木蔵之介の骨董コンビと贋作チームが笑いと涙と根性の屋台骨になっていて、そこに毎回謎の美女が絡むという、まったくよくできたフォーマット。あ、いや1回目は謎の美女は居なかったか。「探偵はBARにいる」と混同しました。
今回少し進化したのは悪役の扱い。昨年は確か悪徳骨董屋は破滅したのでしたが、今回は改心させてます。後味がいい。広末涼子演じる謎の美女が最後まで謎のままだったのもちょっといい。ひょっとしてまたどこかで絡んでくるのでしょうか。
骨董屋と陶芸家の組み合わせは、どうしても贋作がキーになってしまうけれど、贋作にも正しい存在理由を見つけ出しながら、毎年続いてくれるといいなと思いますですはい。
そういえば、骨董屋が「次は函館なんかいいんじゃない」とか言ってたな()。