「ダウントン・アビー」
へー。これ面白かった。外国人の勝手な感想ですが。
撮影に使われた館はロンドンの西百キロほどのところに実在するもので、ハイクレア城というらしい。美しい田舎の中の城館であります。
時代設定は蒸気機関車の時代。産業革命のさなかで時代遅れになりつつある貴族の暮らしに、領主を取り巻く様々な人々の営みを重ねて、変わりゆくものと変わらないものを描く。といった趣。
TVシリーズを見たことは無いですが、公式ページにエピソードの紹介が載っています。
http://downtonabbey-tv.jp/
それを見ると、貴族の地位と財産の相続を巡る物語の骨子があり、変化の時代を背景に多彩な登場人物が交錯するドラマになっているようです。
映画では、TV編には無かった国王の1日滞在というイベントを取り入れ、館のの住人達へのアンコールになっています。
ここから、何かを読み取るということはあまりしたくない気もしますが、階上と階下の住人との間に当然のように存在する距離や、にも拘わらず、それぞれの世界で展開する愛憎劇の共通性などを見る作品なのかもしれません。
間の取り方が短い早口の会話は、気取った言い回しが多そうですが、発音は聞きやすくて、英語の勉強にはいいかもしれませんね。