「キャッツ」
猫は尊い
猫を敬え
という趣旨で、猫という生き物を歌と踊りで表す作品。なのか?
家猫の様子とか、普段YouTubeで見るそのままを俳優がやっていてのけぞります。
シャーッとかバリバリとか。生態模写なんだけど、世評どおり微妙すぎる。
しっぽの動きはよくできていたけれど、あれはCGなんだろうなあ。
そのほかはまあ、普通のミュージカルですね。いや、普通じゃない点もあって、ジュディ・デンチやイアン・マッケランに歌わせている。ちょっと気の毒なほど無理がある。まあ、音楽を強めに流して、音ずれとか声量不足は誤魔化しているけど、それにしてもなあ。
それからテイラー・スイフトは悪者側だったせいか、あまり目立たなかった。
最期の夜明けのコーラスは、まあいい感じなんじゃないですかね。まるで大陸に向かって、俺らは独立するぜするぜと吠えているイングランドみたいな趣で。EU離脱派は勇気づけられたことでしょう。ほんとか。(絵は合衆国議事堂前みたいだけどね)