「カーマイン・ストリート・ギター」
ギターづくり職人を描いた小品。
ギターの胴を、ニューヨークの古い建築の廃材でつくるという、一風変わったコンセプトの店を取り上げる。
一応、建築屋でもあった者として言っておくと、その一枚ものの古材、今ではすんごい値打ちものなんだが。
映画はひたすら、職人のおやじと音楽家たちの会話、彼らの試し弾きを次々に映していく。はじめから終わりまでただそれだけ。
音楽に詳しい人なたきっと垂涎ものなのかもしれない。
さりながら音楽オンチな私にも、試し弾きされる音が一流のものらしいことは、なんとなくわかる。スムースという表現が作中にもあったけど、実にさりげなく、滑らかで、ふくよか。
目で見るなら眼福というところを、耳でいうと何というか知らないが、そんな感じでした。
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