「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」
シリーズ9作目、2001年からというから息が長い。私は見るのは本作がはじめて・・だと思います。本作は、シリーズのスピンオフという位置づけでしょうか。
ヴィン・ディーゼルが出ると、どうしてもクライムムービーの感じになるので敬遠していたというのはあります。嫌いじゃないんだけど、いつ騙して引き金ほんとに引いちゃうかわからない怖さ、みたいなところがあって(汗。
けど、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムとなれば、全然別もの。ご家庭向けと言ってもいいくらいです。この二人、口ではいろいろ汚いことも言うけど、基本は品行方正で安心して見ていられます。
この2人を中心に、スピードとパワーあふれるアクションの連続。特に意外性や逸脱はないけど、これだけのアクションを見せてくれれば十分満足です。
前作の ICE BREAK などは、予告編を見る限りでは、潜水艦が絡む大立ち回りが見どころ、みたいに見せ場がわかってしまっていたけど、本作はその点、見るまではわからない楽しみがあります。
基本は車の映画だから、あまり大仰なものが出てきても却って嘘っぽさが目立つので、本作くらいがちょうどいい具合かな。
ヒーロー効果が少し目立ってしまうのは、まあ仕方がない。それはお約束ということで、様式美のアクションを楽しみましょう。