「キングダム」
原作が人気漫画とあって、中身は申し分のない面白さ。
そのうえ、映画の上映時間に合わせて、高密度に作り直している。
原作者も脚本に加わって完成度も上がっていて、文句なく楽しめます。
欲を言えば、話の展開があまりに定型なので、以前見たことがあるような気がしてくるところくらい。でも裏を返せば盤石の展開で安心して見ていられるともいえるので、ブロックバスター狙いとしてはこれでいい。TV局が絡むと時々出てしまう嫌らしさもなく好感が持てます。
ところで、やはり一番の見どころといえば、大沢たかお演じる大将軍が、ここ一番というところで巨大な青龍刀を一振りしたときにちらりと見えた脇がしっかりお手入れしてあったところでしょうか。そんなところまでウケ狙ってるのかということで笑えました。
お値段以上の価値はあるかなという一本。