「ビリーブ 未来への大逆転」
これは素直に感動しました。見逃さなくてよかった。
法廷ものというと、弁論のテクニックや、論理の構成の妙などを楽しむことが多いけれど、この作品は、そうした技術論の面白さを越えて、法律というものが社会と共に変わっていく・・いや、人の強い意志で変えていく、その在り様を見せてくれます。
事実、本作においては、技術論で勝とうとする主人公たちの当初の目論見は、長く続く習慣の正当性という壁に阻まれ一蹴されてしまいます。
そこからの、ギンズバークの信念から生まれた言葉が、本作の見どころ。
率直に言って、たいへん感銘を受けます。
それを支えてきた、ギンズバーグの家族、依頼人の気骨、そして判事たちの、法曹としてのフェアネス、全てが共鳴して素晴らしい作品になっていると思います。
私的には、今年のBEST10くらいに入りそうな良作でした。
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