「アガサ・クリスティー ねじれた家」
有名な推理小説が原作。実は読んだことがなかったので、結末を楽しめた。
とはいえ、物語としてはあまり面白くない。昔の推理小説だから、それは仕方がないのだろうか。推理に焦点を当てたエンタテイメントで、物語の味わいにはあまり関心が払われていないように見える。
登場人物たちはそれぞれの複雑な事情を抱えてはいるものの、とってつけたようにステレオタイプで、相互に関係があるわけでもなく、エキセントリックだが退屈だ。
映画としては、古い屋敷の暗い場面が多いので、目を瞠るようなシーンはない。
俳優さんたちは、それぞれによかった。グレン・クローズが出ていると、画面が引き締まります。「ディストピア パンドラの少女」ではずいぶん若く見えたけど、実年齢は72歳・・・。パンドラの少女のときはすごい若作りしてたのか。。信じられませんわ。
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