「マスカレード・ホテル」
東野圭吾原作は当たりはずれが結構あるけど、本作はまあまあいい出来。
殺人事件の謎解きというのはむしろお話の背景で、描かれているものは、ホテルという非日常空間の人間模様。それを従業員という裏方の目から見せている。これが割と面白い。「The有頂天ホテル」とも共通する賑々しい感じで進行する。
ホテルマンの哲学のようなものも随所で語られていて、刑事役の男がそれを学んでいくプロセスも見られて、二度おいしい。木村拓哉がいい味出してる。
エピローグは、正直、蛇足だなとおもったけれど、まあフジテレビってこうだから仕方がない。それを除けば、いいんじゃないでしょうか。
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