「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」
美しくも悲しいお話ですね。
魔法動物のかわいらしさがちょうどいい息抜きになっていて、メリハリあります。
ハリーポッターと違ってこのシリーズのいいところは、魔法が発動するときのスペクタクルがあるところ。大人の魔法使いらしく強大な魔力で、光や炎や闇を操って見せてくれます。
そして、今回の悪役のグリンデルヴァルト。心に野望と嘘を秘めた、紛れもない悪役なのですが、人を虜にする巧みな言葉に、魔力と同じように強力な知性が感じられて、魅力的です。ダンブルドアとの絆も明らかになって、双方、切り札を手に入れ、綻びの種も播かれ、決戦のお膳立てが整ったところまでが、本作。次も見ないわけにはいきません。