「クリミナル・タウン」
映画の煽り文句を聞くと、どんなすごいミステリなのかと思う。原作はどうなのかは知らない。
でまあ、煽りと、それにクロエ・モレッツだしなということで行ってみたら、なーんだ、またクロエお得意の青春ものか。というね。
裏切られましたね。クロエだから許せますけどね。もう既に3回もクロクロ書いてるわけで。
この人は”こび”とか”しな”をつくるのが異様に上手いですな。もうこっぱずかしいを通り越して、催眠術掛けられます。抵抗は無駄だ、みたいな。
それでまだ21歳だし、高校生なんてちょろいもんよという感じで難なく演じていて。
キック・アスは見てないけど、ああいうスレた鉄火場な感じよりも、本作のような育ちのいいスマートでキュートな少し小悪魔だけど根は家族思いの優しい女の子、という絵に描いたような主人公像が板についてる。ふわふわの毛糸のスウェーター着てソフトフォーカスでね。
あーもう映画とかどうでもいいですわ。
そういう作品だったのよ。
住んでる世界が違うのね。