「クワイエット・プレイス」
音を立てちゃいけないっていうのはすごい緊張を作る。
この映画はそれをうまく使って、観客に1時間半たっぷり、強い緊張を強いたあと、最後にどん底から逆転の快感を与えてくれる、そういう作品。
実は、反撃の方法は、まあ割とすぐに思いつく。実際、そういう手法で、辺りにいる3匹のうち1匹を斃すわけだけど、まあお約束。
その程度で倒せるのなら、人類ここまで追い詰められないはずだよなあ、というのは、まあ置いといて。
そこまでにはいろいろな犠牲があって、ドラマ要素もほどよく織り込んで。
最後の最後に反撃の方法に女達が気付いた時の、
「ふっ。マイ・ターンだわね」
という瞬間を最大限味わうように出来ている。
エミリー・ブラントさん、こういう希望と昏い欲望に満ちた残虐な笑みにうってつけ。
地球規模の復讐と殺戮がこれから始まるんだなあ、ええぞー
というところでジ・エンド。楽しませていただきました。
だから普段から女には優しくしとかないとね。
そんで、言論封殺は強烈にしっぺ返しを食うよとね。
違うかなあ。