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September 2018

2018.09.30

「クワイエット・プレイス」

音を立てちゃいけないっていうのはすごい緊張を作る。

この映画はそれをうまく使って、観客に1時間半たっぷり、強い緊張を強いたあと、最後にどん底から逆転の快感を与えてくれる、そういう作品。

実は、反撃の方法は、まあ割とすぐに思いつく。実際、そういう手法で、辺りにいる3匹のうち1匹を斃すわけだけど、まあお約束。

その程度で倒せるのなら、人類ここまで追い詰められないはずだよなあ、というのは、まあ置いといて。

そこまでにはいろいろな犠牲があって、ドラマ要素もほどよく織り込んで。

最後の最後に反撃の方法に女達が気付いた時の、

「ふっ。マイ・ターンだわね」

という瞬間を最大限味わうように出来ている。
エミリー・ブラントさん、こういう希望と昏い欲望に満ちた残虐な笑みにうってつけ。

地球規模の復讐と殺戮がこれから始まるんだなあ、ええぞー
というところでジ・エンド。楽しませていただきました。

だから普段から女には優しくしとかないとね。
そんで、言論封殺は強烈にしっぺ返しを食うよとね。
違うかなあ。

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2018.09.22

「若おかみは小学生!」

梶尾真治さんがいい!と言っていたので、見てみました。
https://twitter.com/kajioshinji3223/status/1043030064407896065

んで、言うけど、いい!

原作は児童文学だそうなので、斜に構えたり大人ぶった目線から批判的に見るのは簡単なんだけど、肯定的に見るととてもいい映画だし、我々日本人の本源に関わるところが、ひょっとすると見えると思うんよね。

文化はきちんと再生産されてると知って満足しました。

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2018.09.21

「愛しのアイリーン」

新井英樹の漫画が原作だそう。読んだことはないが、きっと暑苦しいパワーのある作品なんだろう。

映画の方も、そういうパワーは十分発揮されていて、剥き出しで押し寄せてくる。愛?何じゃそれは。という感じで。

気取ったところがない、というのは普通は称賛の言葉のはずだが、ここでは何というか、のっぴきならない、という感じになる。つまり、それだけ普段は無意識に目を逸らしている真実に近い、ということなんだろう。私には田舎というものがないから、地方の農村の現状がどう変化してきているのかはわからないが。

常夏の国の天然元気な娘が、厳しい冬を集団の規律で乗り越えてきた四季と陰影のある国へ金のつながりでやってきた末の、なんとも言いようのない苦い結末。

少し硬く言うと、異なる民族や部族が混交していく取っ掛かりと葛藤と見ることもできる。原作ではそのようなエピローグになっているそうだ。

褒められないが、ある種、真実に肉薄している強烈な作品。

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2018.09.16

「ザ・プレデター」

最初、軽いノリがかっこいいなと思っていると、その裏にある殺伐がちらちらと顔を出してくる。男だけじゃなく女も酷い。サクっと殺す。

確かシリーズ最初の作品は、特殊部隊が敵国に潜入して人質を救出するという真っ当な動機の任務に就いていたが、本作では優秀なはみ出し者達が脱走して、リーダーの子供を守るためプレデターと対峙するという流れ。時代ですかね。

時代といえば、主人公たちのキーファクターも、昔のような結束力とパワーではなく、スピードとトリック、隠密性、爆発力がキーファクターだ。

そういうノリなので、昔のように、人を殺す前に長々と葛藤を語ったりはしない。サックリいきます。
なんと気持ちのいい男たちだ、いやそうじゃない。

昔よりいいのは、人間にもずいぶん勝ち目が出てきてるところか。恐怖感はあるけれど悲壮感はない。負けるとわかっている闘いではない。それがまあ軽さにつながっているところはある。

どうもこのプロットだと、延々と続きそうだけれど、いいんじゃないでしょかね。ジュラシックワールドといい、地球を舞台に末永く戦ってください。

俳優でいいなと思ったのは子役。前半の弱々しい感じと、終わりの方の逞しさがでてきた感じをはっきり演じ分けている。
ジェイコブ・トレンブレイ君。「ルーム」のときのあの子だ。なるほどね。カナダの俳優さんだそうだけど、ハリウッドは懐が深いですな。

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2018.09.08

「クリミナル・タウン」

映画の煽り文句を聞くと、どんなすごいミステリなのかと思う。原作はどうなのかは知らない。

でまあ、煽りと、それにクロエ・モレッツだしなということで行ってみたら、なーんだ、またクロエお得意の青春ものか。というね。

裏切られましたね。クロエだから許せますけどね。もう既に3回もクロクロ書いてるわけで。

この人は”こび”とか”しな”をつくるのが異様に上手いですな。もうこっぱずかしいを通り越して、催眠術掛けられます。抵抗は無駄だ、みたいな。

それでまだ21歳だし、高校生なんてちょろいもんよという感じで難なく演じていて。

キック・アスは見てないけど、ああいうスレた鉄火場な感じよりも、本作のような育ちのいいスマートでキュートな少し小悪魔だけど根は家族思いの優しい女の子、という絵に描いたような主人公像が板についてる。ふわふわの毛糸のスウェーター着てソフトフォーカスでね。

あーもう映画とかどうでもいいですわ。

そういう作品だったのよ。
住んでる世界が違うのね。

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2018.09.02

「判決、ふたつの希望」

http://longride.jp/insult/info/top

言葉で言い尽くせない
最高の作品

必見です

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2018.09.01

「アントマン&ワスプ」

期待通りの面白さ。
お話を盛り立てる役者が揃っているのが大きい。

マーベル・シネマティック・ユニバースは、これまではマッチョで苦悩するヒーローものの色合いばかりだったけど、さすがに飽きがきているところへ、ホームドラマ的なこの作品の投入はほんとにタイムリーです。

ワタクシ的には、アクションにドラマを付け足したようなのより、ドラマの色どりとしてアクションもある方が好きだけど、本作はそのど真ん中です。

それでいて、アクションも独特の面白さとスピード感があって、そっちでもすごいのだから言うことなし。

大満足でありました。

んで、すっかりお約束になったボーナス映像ですが・・
なんとそういうことでインフィニティウォーとつながるんですか。
これは見ておいてよかったー。

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「追想」

シアーシャ・ローナンなので、半ば義務感で観に行きました。

微妙なんだろうな、こういう話は。
成田離婚なんて言葉が半分興味本位で流行ったこともあったけど、当人たちにとってはのっぴきならないことなんだろう。

「ラ・ラ・ランド」と似たような結び方でまとめているけれど、「ラ・ラ・ランド」の二人と決定的に違うのは、この二人の生まれ育った家庭環境が全く異なること。

破局の理由を、表面的には下ネタに持ってきているけれど、それまでのお付き合いの長い描写を見ていれば、本当の理由はそうではないと読むこともできる。

ホレタハレタで済まないものが、人の生い立ちというものにはある。そういう切ないお話でした。

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