「インクレディブル・ファミリー 」
これがまためっちゃ面白くて。
なんて軽快なノリ、絶妙なペース配分なんでしょ。
そして随所に見える様々な種類のギャップ。それが笑いの源です。
ストーリーはまあ、あるかないかくらいだけど、家族の日常とスーパーパワーのギャップが、入れ替わり立ち替わり現れて、面白おかしいです。父ちゃんのボケかたがうまい。基本的に素直で善人なのがこの家族のいいところなんだよね。
スーパーパワーの方は、父ちゃんのMr.インクレディブルが文字通りの縁の下の力持ちなのに対して、母ちゃんのエラスティガールは華麗で伸縮自在なアクションが売り。
この夫婦コンビはもちろん最高だけど、今回はエラスティガールの一人舞台も盛りだくさん。そんなのありかー!っていう極限の曲芸を、すばらしい視点移動と共に見せてくれます。やっぱり女は派手な方が見ていて面白いよねー。見るだけならねー。
それでいて、子供の躾に関しては、普通の母親と同じく口やかましい中にも優しさが見えるナイスなママなんであります。
昔とった杵柄とばかりに特製のハイパワーバイクをぶっ飛ばす姿と、子供たちに優しく接する姿のギャップがいいですな。これはちょっと旦那目線の勝手な理想像なんですかねー。
新しいキャラクタとして、赤ん坊のジャック・ジャックが前作の終わりから引き続き登場。なんだかものすごい能力を秘めているようなんだけど、今回はまだ活躍はおあずけ。一番肝心なところでさりげなくお話の転換点を作ったら、あとはほっこりとお笑い方面でがんばります。無敵の余裕でしょうか。
次男坊のダッシュは、今回はスーパーヒーローとしては出番なし。男の子と父親とのつながりを見せてくれる役回りです。
長女のヴァイオレットも同様だけど、女の子と父親の絆というのは、格別なものがありますね。
さて、こう見てくると、今回、エラスティガールの大活躍の影に隠れていたかのようなMrインクレディブルの存在の大きさというか、欠かせなさがじわりと心に沁みてきます。それですよね。本作が単なるSF娯楽アクションに留まらず、もう少し質の高い作品になっている理由は。
見ていてほんとにいい家族だなあと思わせる、インクレディブルなファミリーでした。
次も楽しみ。