「オーシャンズ8」
いやーゴージャスやな。
眼福です。
Wiredが斜に構えて、男性版オーシャンズとの比較みたいなことを言っているけど、見当違いもはなはだしい。
ttps://wired.jp /2018/08/10/oceans-8/
この女性7人プラス1(笑)の特質をまったく見ていない。
男性キャスト中心の映画で、この華やかさが出せますかと。
ちょっとした不自然さに対しては男より女の方が敏感、という特質を、こんな風にサプライズに結び付けて生かせますかと。そこはこの映画の骨格にもかかわる重要な点なんですからね。
そういう味わいを見に行く映画、というポイントさえ外さなければ、とっても楽しめます。
作品中でも、アン・ハサウェイの台詞の中で、ディテールに輝きが宿るような、てなことが埋め込まれていて、男性中心の映画の世界にありがちな批判は、すでに予見され、先回りして皮肉られている、というおまけまで付いてる(笑)。すばらしい。
クライムムービーとしては軽めだけど、そういうのはそれこそしかつめらしいマッチョな映画を見ればいい。
観客の方も、こういうテイストに自然に価値を認めるようになっていけばいいんじゃないかな。
あそうそう、先週見たばかりのバンクシーが出てきて、しかも洒落た使われ方をしていて、ニヤリとしました。