「未来のミライ」
これはすごく良い作品。傑作というのとは少し方向が違う感じなのだけれど、超良い。
こどもをすごくよく観察している。
こどもが大人に一歩近づくってこういうことなんだということを、具体的に描いている。なかなか簡単には大人になれないところも。かわいい。
イマジネーションが豊か。
くんちゃんは、いろいろな世界を遍歴するのだけど、それぞれの世界が、なんといえばいいのか、豊か、としか言いようがない。
生身がはじけている感じ。
最初にみらいちゃんがやってきて、いうことを聞かないくんちゃんをくすぐり攻めにするときの、くんちゃんの反応とか、まさにこうだよなこどもって。たぶん実体験。
作品はすべて、幼いこどもの心象風景なんだけど、艶っぽさがあったり、真剣さがあったり、笑いがあったり。
いろいろな体験を積んで、くんちゃん、きっといい大人になるなと予感させる良さが全体に漲っている。そう、漲っている感じ、そこがすごくいい。
理屈じゃなく、こどもが持っている、汲めども尽きない香りのいいエネルギーが充満している。
超良いです。
見ると元気がでる。
自然に笑顔になる。
細田守、またまた凄い作品を作ってくれました。
そうそう、おかあさんの声が麻生久美子だ。
これ大事w
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