「ジュラシック・ワールド/炎の王国」
やっぱり恐竜映画の醍醐味は恐怖だよね。
一作目では、ベールに包まれた彼らの影と、それが露わになった時の絶対の恐怖が最高によかった。
その後、人間は学習して、恐竜の恐怖はだいぶ薄まってしまったのが、シリーズがつまらなくなった理由だと思う。理解できない恐怖、理不尽に食われる恐怖は後退して、下手な人間ドラマが前に出てきてしまった。
けれども本作では、その恐怖が多少復活した。
ステレオタイプの傭兵の老人が出てくるのだが、彼が傲慢の報いとして食われる直前に見せる表情は、結構いい。この瞬間の演技が、どいつもこいつも物足りないのがシリーズ続編群の難点だったけど、この老兵はそこをちゃんと見せてくれた。
全体のバランスもそこそこいい。まあまあの仕上がりでした。
でもこの終わり方は・・・猿の惑星にでもするつもりなんですかねw