「ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談」
夏だし、やっぱりお化けよね。
で、この作品に出てくるお化けは、どれも因果応報が形を成したもの。人間とは一応無関係に存在する妖怪などとは違う。
原因がその人それぞれの後悔の念だから、その人にとっては実在するといえばそうだし、他の人にとっては実在などしない。
ただまあ、長い人生の中で、誰しも似たような後ろめたい気持ちのひとつやふたつはあるものだから、共感できなくはない。
小さい困難から逃げるとより大きな困難が待っている、ということを暗示している作品でした。
そうそう。アレックス・ロウザーがとてもよかった。
彼が表現している、「怖くて気が狂いそう」な感じは絶品。