「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」
いやもうね。
ファンタジーの王道。しかも心にしっとり沁みるストーリー。「コララインとボタンの魔女」以来の久しぶりのLAICA作品。力作です。
アメリカ人にも、こういう繊細で美しいものを作れる人たちがいるのかと思うと素直に尊敬します。
なにより、日本という国を、エキゾチズムの文脈ではなく、こんな風に取り上げてくれて本当に嬉しい。
私は古いタイプの人間なので、こういう話にはぐっときます。
映画としてもしっかりした組み立ての良作。ストップモーションとは思えないなめらかな動き、情感の滲み出ている表情。
ディズニーが取り上げて世界中で上映しても、全然おかしくないどころか、たいがいのディズニー映画より評価は高いはず。
言うことなしのワタクシ的本年ベスト3です。
こんないい作品が今週でおしまいなんて、すごく残念。
時間のある人はぜひ見に行ってください。