「COCOLORS」
「cocolors」と書いて「コカラス」と読ませる。元は音のない作品だったところ、声を当てて映画に仕立てたそうな。
モノクロームの味気ない世界に彩を与える人の心の様々を、色で表そうという試みらしい。
思い入れはわかるし、絵は確かにうまいと思うけれど、ストーリーが少し弱点になってしまっている。人の心はもうすこし複雑で、奥行があって、しかも思いもよらないほど強靭だ。と思う。
この作品ではそこが、ステレオタイプな描かれ方で、ちょっと残念。
まあでも、「削られて残ったところが形になって色をのせる」という表現はよかった。削られて残ったところなんだなあ我々は。
次も面白いの作って下さい。