「アトミック・ブロンド」
折角のついたち映画の日を無駄にしたくなくて、仕事後の時間にもやっていた唯一のプログラムがこれ。@北の大地
予告編はアクションシーンがほとんどだったけど、実際にはむしろ騙し合いのオセロゲームを見る推理小説のような趣。そういうことはならシャーリーズセロンで納得がいく。ちなみにソフィア・ブテラさんは、アクションの見せ場はありません。別の見せ場が・・以下略。
お話は、観客側でいろいろ憶測をつないでいかないとわからないところが多くて少しきつい。そもそも、諜報機関の一室で職員を尋問する中で、回想として語られるという作りが、警戒感を呼び覚ます。これは最後に作り手の罠が待っているパターンでしょ。
背景は壁崩壊直前のベルリンで、スマホとか一切登場しない。もちろんネットもないから、関係者が奪い合うのは、スパイの個人情報が載っているフィルム。かなり違和感が濃い。
ということで、最後の最後まで少しまだるっこしい進行を、過激な格闘シーンでつなぎながら手掛かりをばら撒いて、残り10分でぱたぱたと種明かしする展開に。まあ、良くも悪くもない感じでした。
しっかしソフィア・ブテラと並ぶとシャーリーズ・セロンの過激な8等身が際立ちます。
このあとジェニファー・ローレンス主演のスパイ映画もあるみたいで、女スパイは流行なんですかね。