「ジャスティス・リーグ」
んー。
微妙です。
出だしの世紀末感はかなりいい出来で、ザックスナイダーここにあり感出まくり。盛り上がります。
でもその後がなあ・・
ステッペンウルフ、造形はいいんじゃないでしょうか。
んでもなんか、悪役としての凄みというか粘りがなくて、ちょっと見掛け倒し。もっとおどろおどろしく逆転また逆転のシーソーゲームを見せて欲しかった。
だめだなあと思った一例を挙げると、スーパーマンにマウンティングされて目からビームを食らうところなんかがそうです。もっと顔が半壊するくらいの描写が必要なはずなのに、何もなし。その後を見てもたいしてダメージ感なし。悪役の存在感が薄められてしまっているのです。
それになんだか、寄ってたかって一人でやられる戦隊ものの怪人みたいで、ステッペンウルフさん途中から可哀そうになってきます。退場もなんだかそういうオチでいいのかなあ・・「IT」の真似になっちゃってる。
この残念な感じは、子供も鑑賞できるように手加減しているからなのでしょうか。
まあ、スーパマンのせいもあると思います。強すぎ。余裕あり過ぎ。もっとぎりぎりのところで薄氷の勝利を掴まなければ、娯楽としても芸術としてもヒーローとしてもダメダメです。だから嫌いなんですこのキャラクタ。
今後も、スーパーマンがこんな風に絡んできてしまっては、興行的にはともかく、お話としてはつまらなくなりそう。
エイミーアダムスも、妙齢の女性を演じるのは限界にきているんじゃないでしょうか。もっと「arrival」みたいな作品にシフトしていってほしい。
そんなこんなで、今回も、ガル・ガドット王女さんの輝くビボーとナイスバディと”Kids !”の舌打ちだけが印象に残った作品でありんした。
まあ、それで十分なんだけどね(⌒-⌒)
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