「エイリアン: コヴェナント」
うーん。
まあ、エイリアンでした。というしか。
大袈裟にパニックしてるパートとか白けます。
最初見たときはあまりにショッキングだったので、却ってその型から外れるのが難しくなったかもしれない。それでも2、3、4あたりは、評価はともかく、考えて工夫して世に問うてきた感じがあった。
それに比べるとプロメテウス3部作は、1を型どおりに踏襲して、つまり便利な鋳型として使っておいて、それと違うレイヤに話の筋を置いている。いわく、人類の起源とか。
それってどうなんでしょ。
人類の起源という困難なテーマを扱うにあたって、エイリアンという素材が必須なのかどうか、いまださっぱり見えない。
何か作り手が勘違いしていなければいいのだけど。
次は「プロメテウス」と「コヴェナント」の間をつなぐ話だそうで、その手掛かりも本作にはいくつも撒かれている。たしかにピーの腑分けとかは、ひょっとすると人類の起源に直結しそうな予感もする。
三部作のキーとなるはずの次回最終作に望みをつなぐしかありません。