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2017.07.01

「忍びの国」

毎月1日映画の日は、普段の料金なら見に行かないような作品をなるべく見る。今月は土曜ということもあって、満員御礼が多い中で、これも夜遅い回以外は売り切れ。人気あるのね。

アイドル映画だろうと思って馬鹿にしていたけど、結構ちゃんとしたつくりで、楽しめた。
そうか、原作脚本は「のぼうの城」の作者なのか。そりゃ面白いわけだ。

この嵐っていうグループの人、結構いいねと。
石原さとみは最初誰だか分らなかった(汗)。尻に敷くタイプは上手いな。
脇を固める俳優陣もなかなか。伊勢方の武将とか声がでかいし。伊賀の12評定衆っていう、合議制の意思決定機関が登場するんだけど、その面々が、クセのある悪役おっさん揃いで、これもすごくお話を引き立ててる。
殺陣と、カメラワークっていうか、その辺りがまたいい。スピード感とか躍動感あるのね。

忠義みたいな価値観押しの伊勢方と、金が全ての伊賀方という色分けもくっきりしていて、お話の骨組みとしてはよいのじゃないでしょうか。その、伊賀方のノリというか、金になると聞いた時の盛り上がりが可笑しみがあって憎めない。

あれこれ思い出すと、なんだこれ悪いところがほとんどないじゃない。
エンタメ映画万歳。

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